愛と平和とフランス語

ほとんど自分のためのフランス語学習記録&ときどき時事問題

水林章さんー言語はなんと神秘な世界か

またしてもブログを放置してしまった!それだけ頑張ってC1対策をしていたと思われてしまっているでしょうか・・・?

今は主にアンサンブルでI先生にproduction oraleのためのレッスンをしていただいているのですが、 10分〜15分、スラスラなんて話せないよ〜。しかも、本番では文章読んでからでしょ?ヒョエ〜、ですね、全く。

あと、最近日本人講師のY先生に読解のレッスンを受けています。C1のconpréhension écriteの問題ですが、一文ずつ丁寧に訳していきます。私の理解が曖昧で、適当に流そうとすると、先生の待ったがかかります。鋭いです。私はじっくりしっかり理解したいタイプなので、とても自分にあったレッスンだと思います。

でも、最近C1を意識することに疲れてきて、また、封印していた読書をしたくなりました。

水林章氏の「Ame Brisée」です。2月に東京の欧明社に行った時に目に留まったので買っていたのですが、今読書に取り掛かったらC1準備がおろそかになる、と思って我慢していたのですが、やっぱり読みたい。まだ50ページくらいですが、引き込まれています。時代は第二次世界大戦に突入する頃からで、クラシック音楽弦楽四重奏)関係の登場人物なので、ますます興味を惹かれます。

それにしても水林氏は普通に学生の頃からフランス語を始めたわけで、それでフランス語で本を書くって素晴らしい!

こちらの短い動画で、彼のエッセンスが掴めます。

「言語はなんと神秘な世界であることか。単なるコミュニケーションのツールとしてでなく、どっぷり浸かって、その言語を使っている人々の精神の中に、その襞にはいっていく、そうすると何か別の世界が開けるのではないか」

私はすでに歳食っちゃってますが、その気持ちでまたフランス語学習に取り組みたいです。

それにしても、DALF/DELF、中止になるんじゃないだろうか・・・。それならそれでいいけど。

 


「France Alumni 」:水林章氏の経験談 - 01

 

どうする?仏検1級&DALF C1

ここのところコロナのニュースで疲れていませんか?私は気が滅入るので、日本のニュースはなるべく見ないようにしています。それにしても、美術館も図書館も閉館、高校野球は中止、でもパチンコ店は開いてるって、一体どういう基準なんでしょうね・・・。

この調子だと6月のDELF&DALFや仏検なども実施されるのかどうか気になります。

そういえば、「仏検1級」で検索されてこのブログを訪れてくださる方が増えていますが、私、今年は受けません。昨年は日程的に他に受けられるものがないので受けて、20点くらい足りなくて落ちたんですが、自分としてはわりと満足というか・・・。というのは、仏検用の準備は全くしなかったに関わらず、(というか、そのため、というべきか、ですが、)前半部分でほとんど点が取れなかったのですが、後半の読解やディクテが8割くらいできていたので、ま、いいかな、と。とにかく仏検用の勉強は、全くやる気にならないし、私には役に立つとも思えないので。

とすると、C1受ける・・・?

今年の日程は6月6日(土)に筆記、8日(月)に口頭試験となっています。え?月曜日?じゃあ、仕事休みにしないといけないじゃん。しかも、これはわかってたことだけど、受験料は2万円!受験地である福岡までの高速バス代二日分で1万円、口頭試験の時間によっては前日泊になるかも。う〜む、でも、これ逃すと、九州は秋には受験地がないのでまた一年後。なんという地域格差!(某文科大臣の「身の丈に応じて」ってやつですかね、ムカつく)

次の難題は、私のレベルがC1には程遠いという現実。これが費用のことより先に来るべきか?

DALF C1の受験にあたっての目安が公式ページに書いてあるのですが、その「理解することー聞くこと」の項目にこう書いてあります。

たとえ構成がはっきりしなくて、明示的に発言されていない場合でも、長い話が理解できる。特別の努力なしにテレビ番組や映画を理解できる。

私、全然理解できません。なんの話をしているくらいはわかるけど、よっぽど真剣に集中して聞かないと、厳しいなあ・・・。

しかし、ここで、私のフランス語学習の目的を思い出さねばなりません。それは、楽々好きな本や新聞をフランス語原文で苦もなく読めるようになること。そしてもちろん文章を書いたり話をしたり。今は、どれをとっても楽々とは言い難い状態です。そしてもう一つ、ここには書けない密かな夢もあったりして・・・。

なので、その目的達成のための目標設定の一つがC1合格。でも、真剣に取り組もうとするとすごくストレスになって、ピリピリしてしまいそうなので、あえて頑張らず、ゆるゆるの歩みでやってきました。そして、「合格目指します」ということ自体が現状のレベルとの乖離がありすぎて恥ずかしい、というところがありました。

でも、考えてみたら、私が合格しようが落ちようが、誰にも迷惑かけない訳で、自分が恥ずかしい、ってだけ。そして、だらだらしていたら、目的達成の日は永遠にやってこないかも、ということに気が付いてきた。だって、残りの人生の方がどんどん短くなってきているんだもの。

それに、最初に書いたように、C1受験にあたっては大変な費用がかかります。それをただ「お試し」で済ますにはもったいなすぎる。

 

ということで、私、宣言します。今年6月のC1、合格目指して真剣に頑張ります!

そんな訳で、11月からお休みしていたアンサンブルアンフランセのスカイプレッスンも再開することにしました。何といっても私はアウトプットの機会が足りないので。

そうそう、この文章も、C1の口頭試験を意識して、introduction, corps, conclusionという流れで書いてみました。フランス語の試験の場合、ある型があるんですよね。日本語でもできないことがフランス語でできるわけないですからね。

これから試験の日まで、もちろん仕事はあるし、息子の結婚式、教育関係のミニ講演(私が話すの)など、予定はぎゅっと詰まっているけど、他の時間は全てC1準備に向けて頑張るぞ!家事は最低限で。夫よ、すまぬ。

同じく受験予定のみなさま、共に頑張りましょうね!

 

本は二回読むのがいいみたい

昨年読んだレイラ・スリマニの”Chanson Douce"を、今年2月に入ってもう一度読み返しました。

Chanson douce (Prix Goncourt 2016)

Chanson douce (Prix Goncourt 2016)

  • 作者:Leila Slimani
  • 出版社/メーカー: Gallimard
  • 発売日: 2018/05/03
  • メディア: マスマーケット
 

1回目とは理解度が全然違う!日本語の本を読むように、内容に深く入り込んで、楽しんで(本の内容は暗いけど)味わえたので、とても充実感がありました。

昨年読んだときは、なるべく辞書を引かないようにしながら、「あらすじを把握する」という読み方だったので、わかっていなかった部分もありました。今回は、調べたい単語は我慢せず(?)仏仏で調べました。時には仏和も使って。たとえあらすじに関係ない単語でも、滅多に使わないような単語であっても、それを知ることで、たとえば登場人物の背景がより深くわかることがあります。今回は、そういう細かいところも大切にしたかったのです。

そして、もう一度読もうと思ったきっかけは、前回の記事で書いたように、現在取り組んでいるHugoのレッスンの中で取り上げられていたからなのですが、レッスンを通して文法のおさらいもしているので、動詞の時制などにも注意を払って読むようになりました。以前だったら条件法なども深く考えずに単語の意味だけで捉えていたので、実はよくわかっていなかったのかもしれません。

読み終わってから、Youtubeでこの本を紹介している動画をいくつか見てみましたが、この方の解説&意見が一番しっくりきました。「社会的な問題(仕事と育児の両立、社会的不安定さ、家族の関係、不平等など)を盛り込みつつも、作者はジャッジすることなく、何が起こったのかを淡々と書いているので、じわじわ聞いてくる。読後、色々考えさせられる」と。


[Revue] Chanson Douce - Leïla Slimani - Goncourt 2016

 

ところで、この本は昨年11月に映画化されたようですね。日本公開はいつでしょうか。とても楽しみです。これから本を読む方はこちらの予告編動画はご覧にならない方が良いかも・・・。想像力を邪魔することになるので。


CHANSON DOUCE – Bande-annonce officielle – Karin Viard / Leïla Bekhti (2019)

 

Hugoの講座受講中

昨年末からHugoのRaconte ton histoireという講座を受講しています。もう楽しくって、フランス語の勉強がこんなに楽しみって、今までなかったことです!

Hugoの存在を知ったのは、昨年の夏頃だったと思います。2019年8月19日の記事で触れていますが、Podcastで何かいいのないかなーと探していて見つけました。動画も配信していますが、テーマが私の関心あるものばかり。

そのHugoが新たに中上級向けの講座を作ったと聞いて、迷わず申し込みました。A2,B1レベルむけにはすでにBuild a strong coreという講座があります。

で、そのRaconte ton histoireという講座、想像以上によくできています。Leçon30まであるのですが、内容は多岐にわたっています。Hugoが一人で話す(Podcastでのように)ものと友人4人へのインタビューものが交互になっていて、インタビューものはほぼナチュラルスピードなのですが、もちろんスクリプトはありますし、それを見る前にQuizがいくつかあって、それを順にこなさないと先に進めないようになっています。

なので、最初はよくわからなくても、一つづつQuizに答えるため、該当箇所を何度もきているうちにわかるようになってきます。

一方、Hugoが一人で話す方は、文法に関する問題が用意されていて、自分が曖昧だった部分がしっかりと確認できます。そして、質問があれば、各ページに投稿欄があるので、そこで質問すれば、Hugo自ら、もしくは他の受講者が答えてくれます。

 こちらの動画でHugo自身がこの講座について説明してくれています。

 


Pourquoi vous me comprenez

ただ、今は募集はしていなくて、3〜4ヶ月に一度開講するそうです。

今、私はLeçon18まできているのですが、Leçon22では昨年読んだ本 "Chanson douce"が取り上げられているので、早くそこまで行きたくて、もう、ほとんど中毒のように毎日楽しく勉強しています。

私は一回通しだけでは頭に入らないので、とにかく一度最後まで通して、またもう一度最初からレッスンをやり直すつもりです。それで多分飽きることはないと思います。本当におすすめです。

 

 

クリスチャン・ボルタンスキー展と長崎旅行

来年1月5日まで長崎美術館でクリスチャン・ボルタンスキー展〈LifeTime〉が開かれています。私はアートに特別関心があるわけではなく、またボルタンスキーは新聞か雑誌でちょこっと見たことがあるくらいの記憶でしたが、今回、新聞に載っていた不思議な写真(荒野に置かれた無数の風鈴)を目にした時、内なる声が「行くべし!」と私の背中を押しました。なんなのこれ?と強く強く惹かれてしまったのです。運良く土日続けてお休みの週末があったので、一人長崎へ、一泊で行ってきました。

というわけで今日のブログはフランス関係はボルタンスキーだけですが、その他の写真とともに長崎の旅をご紹介します。

ボルタンスキー展は夜間もやっているということだったので、まずグラバー邸や大浦天主堂など、長崎観光の王道を押さえる予定でしたが、そのすぐ近くに祈りの丘絵本美術館というのがあることを知り、入ってみました。おとぎ話に出てくるような素敵な入り口です。

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一階はたくさんの絵本が売っていて、2階は長崎にゆかりのある画家の企画展示、3階は60歳で絵を描き始めたという大道あや氏の常設展となっています。どちらもとても良い絵だったのです。これまでに生きた人、今生きている人、すべての人に人生の物語があるんだなあ、と感じさせてくれる絵画たちでした。長崎に行かれる予定のある方、ぜひお立ち寄りください。

祈りの丘絵本美術館 | こどもの本の童話館グループ

次はグラバー邸。天気が良かったので外を歩くのも気持ちが良いし、邸内にあるレストラン「自由亭」のビーフシチューも美味しかったです。

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このあと大浦天主堂へ行き、ホテルで休憩した後ボルタンスキー展へ。そのことは最後に書きます。

翌朝ホテルを出て、少し歩くとちょっと気になる看板が。本のセレクトショップでした。こういうとき、時間に追われていないひとり旅は気楽です。フラッと入ってみました。

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中には明るくて、決して広くはない店内に、私が新聞の書評などをみて読みたいなあ、と思っていた本がことごとく置いてある!

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本を買ったらコーヒーサービスの日だったようで、ひきたてのコーヒーをいただきました。店主さんともいろいろおしゃべりして楽しいひととき。

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結局また本をたくさん買ってしまった。

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右側の日めくり二つと大道あやさんの本は絵本美術館で。左側のカメル・ダウードの本はホテルで読もうと思ってうちから持って行ったのですが、結局こんなに買ってしまったので、ちっとも読めませんでした。

原爆資料館には入りませんでしたが、平和記念公園とその先にある片足鳥居を見てきました。

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原爆で周囲の建物が倒壊する中、奇跡的にこの状態で残った鳥居です。

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さて、今回のメインイベントであるボルタンスキー回顧展。クリスチャン・ボルタンスキーは1944年、ナチス占領下のパリに生まれました。父親は改宗ユダヤ人であったため家の床下に隠れ住んでいたそうです。そのような経験はボルタンスキーの作品に大きな影響を及ぼしました。

今回の長崎美術館では、心臓の鼓動が聞こえたり、無数の死と人生を連想させる作品を見る、というより、その真っ只中に佇む感じでした。

こちらの映像は2016年の展示の際のインタビューですが、「芸術家というのは、作品を見た人に刺激を与え、観た人が今度は芸術家となって作品を完成させるのです。」と語っています。そのことが実感として感じられました。日本には何年かに一度来ているようですね。まだの方はぜひ次の機会に、もしくは1月5日までに長崎美術館へぜひ!


Boltanski interview

#Me tooの歌 !?

先日運転中にFrance Cultureのポッドキャストを聞いていたら、女性差別やハラスメントについての討論番組に入るところで、若い女性の歌が流れました。ちょっとハスキーな声とリズムがすごく気に入ったので、後から調べてみようと、アンジェルという歌手名とタイトルに「バランス」という言葉が入っていたのだけ頑張って覚えておいて、家に着いてから検索しました。それで出てきたのがこちらのクリップ。


Angèle - Balance Ton Quoi [CLIP OFFICIEL]

これ、すごく気に入って、もう20回以上見てます。タイトルのBalance Ton Quoiは、もともとは#Me Tooの意味でBalance Ton Porcという言葉が使われていたそうですが、それをさらにちょっとぼかしたものだそうです。

ハラスメントに対する皮肉たっぷりな曲の間にAnti-Sexisme Académie(反女性差別学校)というのがでてきて、なんと豪華なことにPierre Niney(映画「イブサンローラン」や「婚約者の友人」などに出演)がちょっとみっともない男を演じています。そこらへん、ちょっとざっと訳しておきます。

コーチ(アンジェル):「女性がノンと言ったら、それはどういう意味?」

参加者1(ピエール)「ノンと言っても、それはまあ、別の意味があるでしょ・・・?」

コーチ:「いいえ、ノンと言ったらノンなの!」

別の参加者が発言しようとするの遮って、

参加者1「女の子が寝ていたら、ええっと、なんかしちゃっても・・・?」

コーチ:「寝てるだけなの、そのまま寝かせておいてね」

参加者2:「先生の言いたいことは、自分たちの欲望を押し付けちゃダメだってことでしょう?」

コーチ:「その通りよ、叫ばなくってもいいけど、その通りよ」

ここで生徒1と2が言い争いになって、参加者2が「お前、女のことを理解したかったら、もっと彼女らのいうことを聞けよ」と言いながら、参加者の女性が「ちょっと、静かにしてよ・・・」と口を挟むと、途端に「うるせえよ、女はすぐにヒステリー起こしてな邪魔するんだよな〜」と意気投合しちゃってる様子が、おかしい。あんまり解説しちゃうと面白くないので、どうぞ動画をご覧ください。英語字幕が見られます。

Angèleはベルギーのブリュッセル生まれで今23歳、かな?父親はシンガーソングライターで、母親は女優、お兄さんはラッパーで、一緒に出演したりもしているようです。子どもの頃からインスタグラムに動画をあげたりしていて、その頃から人気だったそうです。とっても可愛いいけれど、こういうメッセージを明るく歌にのせてるところがかっこいいなあ、と思います。

この前はBilal Hassaniにハマったけど、これから数日はAngèleだわ。

こちらの動画で歌詞を見ながら歌うと、フランス語のアーティキュレーションの練習になるかな?


Angèle - balance ton quoi (LYRICS)

 

 

 

 

「言葉の森」の勉強法

9月27日の記事で取り上げた「あん」の著者であるドリアン助川さんにはまっています。その後、縁あって、フェイスブックで「お友達」にならせていただきました。そこで、なんと、ドリアンさんはフランス語ができることを知りました!

脇役で出演した河瀬直美監督の映画がカンヌ映画祭に招待された時にフランスへ行き、とても印象が良かったのだそうです。その時は英語しかできなかったので、今度はフランス語ができるようになって南仏を訪れたいと、49歳で勉強を始めたそうです。ゼロからの出発です。FBのやり取りを見ると、今はフランス人と普通にコミュニケーションをとられています。

ドリアンさんの勉強法はとっても個性的です。

フランス語学校には週一回通い始めた頃、あるアメリカ人の翻訳者にこう言われたそうです。

「例えば、アルチュール・ランボーに興味が湧いてフランス語を学ぶなら、ランボーに関する言葉に限定して学んでいく、そういうやり方じゃないと、もう時間がないよ」

そこからドリアンさんの変わった勉強法が紹介されます。

【そこで始めたのが、大好きな『星の王子さま』に出てくる言葉だけを覚えていくというやり方でした。フランスの子供なら八歳くらいで読めてしまうという『星の王子さま』。この童話の原文に登場するすべてのフランス語を、自分の言葉の森として植林し始めたのです。】

具体的な方法が二つ紹介されていて、その一つが、フランス語の核である動詞に焦点を当てた勉強法。

【『星の王子さま』の原文をノートに書き写しながら、動詞と助動詞のみを(  )であけていきます。いわゆる虫食い問題というやつです。次に、この書き写した方の『星の王子さま』を毎日読んでやります。(  )の中を忘れてしまい、立ち往生したり、読めなくなるのはこれまた毎日のできごとですが、めげてはいけません。王子様と歩んでいく勉強法なのですから、楽しく繰り返せばいいだけです。そういうしているうちに、(  )があってもだんだんと読めるようになってきます。】

もう一つは、『星の王子さま』に出てくる単語をすべて覚えること。たとえ、un serpent boa (ヘビのボア)というレアな単語であったとしても・・・。

詳細はこちらの本をお読みください。

ドリアンさんは独自のやり方で、自分のために楽しく学んだ結果、勉強を始めて一年目で仏検4級、2年目に準二級に合格したそうです。今は普通にフランス人とやりとりされているので、さらにレベルアップしていると思います。

 

この本を読んで、私も自分の学習方法や目的について、考えてしまいました。 ここまで続けてきたんだから、もっとフランス語ができるようになって、読書も会話も文章書くのもなんでもござれ、という状態になりたい、そのためには今度はC1を受けるんだ!と頑張ってきたここ1、2年、でも、試験内容が私にはハードルが高すぎて、ちょっとめげそうな今日この頃。先生によると、「フランス人でもちゃんと準備しないと受からない試験だよ」と。

もっと単純に、自分が楽しめるためのフランス語でもいいのかな・・・。私のフランス語学習のきっかけは映画「天井桟敷の人々』。ギャランスのセリフを言ってみた〜い、と思ったあの頃の気持ちに戻って、シナリオを読み返しているところです、ドリアン式勉強法までやってみるかな?

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