愛と平和とフランス語

ほとんど自分のためのフランス語学習記録&ときどき時事問題

フランス人の頭で考える

先日、集中して三回連続、日本人講師のY先生の読解レッスンを受けました。1回目は私が選んだ、L'affaire du siècle (世紀の裁判)という記事をきちんと翻訳してみたかったので、わからないところなどを教えていただきました。パリの行政裁判所が、気候変動を防ぐための効果的な対策を国が取らなかったことを認め、原告(4つのNGO)に1ユーロづつの支払いを求めたという画期的な裁判です。

大体意味はわかっても、翻訳しようとすると、特にそれを公開しようと考えると、時間がかかりますよね〜。自分でも、今この時期、これをすべきなのか?と思いながら取り組んでいました。関心ある分野なので、詳しく知りたかったのですが、とにかく時間がかかる。

 

次の二回のレッスンでは、先生に記事を選んでもらい、私は事前に読まずに初見で読み、訳していくことをしてみました。そこで先生にいただいたアドバイス

「翻訳するときは、全体を考えながら後ろから訳す必要も出てくるけど、読みながら訳すときはフランス語の語順通り、前から訳すようにしてみた方がいいですよ。実際、フランス人はこういう順番で考えてるわけですから、その思考回路にならす、という意味でも、文章の流れのまま理解する練習をしてみて」と。

そう言われてから、読むときも聞くときも、そのままの順番で理解しようと努めているのですが、わかりやすくなった気がします。特に試験のときは、時間との戦いですからね。とても良いアドバイスをいただいたと思います。

 

さて、2015年の11月から始めたアンサンブルアンフランセのスカイプレッスンですが、しばらく休会することにしました。2月からフランス在住の先生に個人レッスンを受けていて、そちらに集中しようと思って。アンサンブル日本人講師のY先生は困ったときのよりどころだったので、ちょっと心細いですが、6月5日のDALF C1に申し込んじゃったし、今度こそ自信を持って試験に臨もうと気合を入れております。

私のように実生活や仕事でフランス語を使う予定のないものにとって、上達するためには試験は必要なステップだと考えています。

レッスンのこと、参考書のことなど、合間にボチボチ書いていきます。同じくDELF/DALFを目指すみなさま、共に頑張りましょう!