愛と平和とフランス語

ほとんど自分のためのフランス語学習記録&ときどき時事問題

7 milliards de voisins - 日本のお作法

先日の 7 milliards de voisins は日本の話題でしたので楽しく聞けました。

 

www.rfi.fr

 

フランスで20年ほど生活されていたジュン・フジワラさんがメインゲストで、あと、アンスティテュフランセのラファエルさん、特派員のコンスタンタン・シモンさんが日本について思うところを話しています。

 

 

フランスにいたときのフジワラさんは、フランス人のつもりで生活していたそうですが、あるとき同僚に

 

"Comment fais-tu pour rester si zen ? どうしてそんなに禅なの(落ち着いてるの)?

と聞かれたそうです。

 

rester zen・・・?レステ ゼン・・・?

 

Le mot ”rester zen" n'exestait pas en tant que tel au Japon.

 

そんな言い方、日本ではしてなかったです。

 

 

そこから気になってその言葉の意味を調べ、考えてみた結果、怒りやストレスのコントロールができる状態のことを言うのだと気がつき、そのことが "Les secrets du savoir-vivre nippon - Adoptez la japonitude !"を書くきっかけになったそうです。

 

 

 

 

そのほか、日本人は例えばフランスでディナーに招かれた時、アペリティフに何を飲みたいかを聞かれると、たいてい Je ne sais pas.と言う、それは本当に自分の意見がないからなのではなく、人との和を第一に考えるためだ、と言う話があります。

 

ここらへん、使えそうな言い回しなので、ディクテしてみました。

 

Au Japon, les valeur qui régissent la société japonaise, c'est pas la liberté en premier comme en France. Le bonheur individuel, la liberté personnelle, l'épanouissement personnelle, ça passe en quelques sortes après le bien-être collectife, parce qu'on est dans le collectif.

 

日本社会を支配する価値観は、フランスのような自由第一主義ではありません。個人の幸福や自由、充足は、集団の幸福の後にくるものなのです。

 

Le mot "harmony", "Wa" en japonais, c'est un peu le ciment et le moteur de la société japonaise.

 

ハーモニー、日本語では和、は日本社会の肝心な部分です。

 

フジワラさんの話だけでなく、日本で生活するフランコフォンの方々の話は面白いです。

 

 

特に、コンスタンタン・シモンさん、以前もこの番組で日本のことを話してたけれど、とても面白いです。

 

以前はインドにいたそうで、「インド人ばみんなヨガしてるかっていったらそんなことないし、日本人がみんな禅で、瞑想してるかっていったら、そんなことないし」と言っていました。

 

 

司会者のエマニュエルさんは、日本の学校では子供たちが教室の掃除をすることに関心を示していました。

 

反面、自殺者の多さや規則にがんじがらめの日本人にも言及されているので、自分でもこんなふうに話せるように、また何回か聞き直してみようと思っています。