愛と平和とフランス語

ほとんど自分のためのフランス語学習記録&ときどき時事問題

「美しいフランス語」という本

今日は、古い本を2冊ご紹介します。

 

まず、こちら。装幀が美しいですね〜。なんと、森英恵さんデザインです。

 

 

この本は、息子が音楽の師匠さんからいただいたものです。

 

13〜4年前、留学を考えていて、フランスも候補に上がっていたときに先生が下さったそうです。結局スイスのドイツ語圏に行くことになったので、息子がこの本で勉強することはありませんでした。

 

でも、とても綺麗な本なので、手元に置いていたのですが、私の頑張りをちょっとは認めてくれたのか、「価値のわかる人が持ってた方がいいよね」とプレゼントしてくれました。

 

うれし〜〜〜!

 

 

写真、拡大したら読めると思いますが、言葉が綺麗ですよね。

発行年は私の生まれた年です。昭和!! 当時で1500円、ていうのもすごいですね。

 

 

 

 

Aから順番に単語がピックアップされ、素敵な言葉が書かれていて、後半のページには、詳しい解説があります。

 

毎日の勉強初めに1ページづつ読んでいます。

 

カバーをかけちゃうとせっかくの絵が見えなくなるので、このまま使っていますが、傷んでくるのが心配。

 

ネットで検索してみたけど、この本はもう見つけられませんでした。もし、どこかのご家庭や図書館に眠っていたら、どうか捨てたりしないでメルカリなどに出して、必要な人のところに届くようにしてもらいたいです。

 

 

さて、次はこちら。

 

 

先日古本屋で見つけました。こちらはメルカリでもたくさん出品されていました。

 

タイトルに惹かれますね。

 

内容は、留学記ではあるけれど、勉強のことよりも当時のフランス社会や、日々の生活のことが面白かったです。特に、ちょうど大統領選が行われ、ジスカール・デスタンとフランソワ・ミッテランとの決選投票のことが書かれていたりして、非常に興味深いです。

 

 

四年後、私は62歳になるんだ〜。留学する・・・?

 

それはともかく、少なくともフランス旅行、ゆっくりしたいなあ。

 

 

ご紹介した2冊、著者の方はもう生きていらっしゃらないですが、こうして何十年経っても誰かの心に響き、生きる喜びを与えてくれるって、素晴らしいですね。

 

 

6月初めには、お試しのDALF C2受験、とっても怖いですが、だからこそ日々の勉強にちょっとスパイスが効いてきます。

 

そして、フランス語をやっていたからこそ出会えたこの本たち。

 

日本社会の現実には気が滅入ることばかりあるけど、こうして美しい本たちに出会えて、心に別の部屋があるようです。幸せ。💕