DALF 試験の後、少しのんびり目にフランス語と過ごしておりました。
（仏検は受けませんでした。申し込んでたけど、どうしても受ける気にならず・・・。）
聴解力をつけるため、今後は１週間に一度くらい、動画を要約してブログに書く、というのをやってみようかと思います。聞くのはフランス語、書くのは日本語。
一人で聞いて、わかったような気になってるだけだとすごく理解が浅いんですよね。なので、ブログに書く、ということを自分に課してみようと思います。
さて、フランスではマクロン大統領が再選されたものの、6月の国民議会議員選挙では過半数を取れず、政権運営が難しくなってきました。
今回はこちらの動画をまとめてみます。
Les résultats des élections
ジャン・リュック・メランションがまとめた左派グループ（Nupes : Nouvelle Union Populaire Ecologique Sociale)が１３１議席
マリーヌ・ルペンのRN (Ressemblement National)が８９議席
la majorité absolue（絶対多数）を取れなかったため、マクロンは法案を通すためには、足りない４４議席を他党と連携して補うことが必要となった。
LRと連携するのではとの見方もあるが、党首のクリスチャン・ジャコブはそれを否定。
1988年に左派大統領ミッテランが同じく絶対多数を失った時は、政策によって中道と組んだり、共産党と組んだりした。
マクロンも通したい法案ごとに他党との協力関係（Alliance）を結ぶか、議会の解散（Dissolution de l'Assenblée Nationale )を選ぶか。後者はさらに議席を失う恐れがあるので、1年くらい様子を見た後に解散に挑むか。
Ecologie
議会が始まって3日間、Pour en Reveil Ecologieという団体がブース（un stand)を設け、２５名の専門家たちが新人議員に環境問題への行動を起こすよう呼びかけた。
6月20日前後のフランスは熱波に襲われ、33県がオレンジゾーン（vigilance orange=Soyez très vigilant）となった。
＊ちなみにレッドゾーン（vigilance rouge）はVigilance absolu、イエローゾーン（vigilance jaune）はSoyez attentifの意味。
バングラディッシュとインド北東では大洪水が起こり５９名が亡くなり、数万人が家を失った。
GIEC (le groupe d'expert de l'organisation des nations unies sur le climat)によると、これから10年後までに１７％のバングラディッシュ人が移住をしなければならなくなるだろう、とのこと。
Election en Colombe
コロンビアで、初の左派Gustavo Petro氏が格差と政府の腐敗の改革を訴えて大統領に当選。また初の女性副大統領が指名された。
最後、ラッパーのOrelsanという人のドキュメント映画第二弾が公開予定、という話題で要約はここまでです。
フランスでもコロンビアでも左が頑張ってますね。希望を感じるものの、日本の現状には眩暈がします。
22日告示となった参議院選挙でもうはや世論調査するメディアもどうかと思うけど、今のところ自民が優勢とか。
国会で嘘つきまくり、公文書は偽造か黒塗り、コロナ禍で現金給付は一回こっきり。一方目玉政策はGoToとか、節電したら二千円のポイント付与とか、中抜き目当てとしか思えない対策ばかり。
これでも自公（維新もほぼ与党ね）に投票する人の気が知れないんですけど・・・。
過半数取ったら一気に憲法改正ですね。自民の改正案とか緊急事態条項とか、恐怖しかないです。政治ブログではないのでこれ以上は述べませんが、たまたまこのブログを読まれたフランス語関係の方も、どうぞ、選挙に関心を持っていただいて、危機感を持ってもらいたいです。
そんなわけで、これから7月10日の投開票まで、選挙のことで頭がいっぱいで、フランス語が大いにおそろかになりそうです。
冒頭のNupesについては、サンドリーヌのビデオで詳しく説明されています。
