先日こちらで紹介した本、"La Chambre de merveilles"読みました。
フランス語のレベルで言えば読みやすかったですが、内容は、う〜ん、という感じ。コトの深刻さに比して、母親のテルマの言動が軽すぎないか・・・?と、そこが気になってしまって・・・。
そう思っていたら、Babelioの読書コメントに同じような感想があって、ちょっとうれかった。
これはきっと、映画でこそ良さが生きるのではないかな?
一方、これはどうかな・・・?
原作はまだ読んでおらず、映画をまず見ました。
ソフィー・マルソー演じる小説家のエマニュエル、父親が脳卒中で半身不随になり、安楽死を求めるのですが、葛藤しつつも最後はスイスの安楽死協会と連絡をとり、希望を叶える。
昔の思い出シーンで、すごく嫌な感じの父親が出てくるのですが、それでも「パパが好き」なのが、非常に疑問。もうちょっと精神的にこじれてても良さそうなものなのに・・・。
しかも、このところ「老人は集団自決すべき」などという「有識者」(?)なども現れたりして、非常にセンシティブなテーマ。
タイトルが示す"Tout s'est bien passé"の真意は原作を読まないと伝わらないのではないだろうか・・・。
今楽しみにしている映画、大分では来月公開されます。「メグレと若い女の死」
公開前に読もうと思ってます。でも、推理もの映画を見る前に読んじゃっていいのかな・・・?
あ、その前に、この本を読了する予定。