愛と平和とフランス語

還暦でDALF C2 35歳から趣味で始めたフランス語が私のエネルギー源 学習記録&本・映画・社会問題のあれこれを綴っています。

フランスのテレビ番組も右寄り?

前回の記事の最後に紹介した動画について解説します。

 

francemonamour.hatenablog.com

 

 

番組全体は2時間40分あり、発言者も多いのですが、こちらのLouiseとElwanの場面を再度見てみました。

 

が、ちょっと気分悪すぎて何度も見る気になれない・・・。

 

 

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エルワンは高校生の抗議活動のなかで、頻繁にSNS等で取り上げられ、私も知るくらい有名になっています。

 

彼は、自分自身は困っているわけではないけれど、教育は皆に等しくあるべきだとして、活動を続けています。

 

一方ルイーズは学校をブロックするのは、学びたい人の権利を奪うことだ。オンライン授業だって、狭い家に住んでる人たちには、それも難しい。ましてや暴力は許せない、という主張です。

 

 

一見、ルイーズの言っていることはまともそうですが、私にしてみれば、いわゆるステレオタイプの考え方。

 

そもそも、オンライン授業もまともに受けられないような住宅事情、それ自体がすでに問題なわけで・・・。

 

 

彼女のスタンスは、日本で言えば、維新とか自民党とかだよな〜と感じてしまった。

 

自分たちは、弱肉強食の政策で、散々弱者を痛めつけておきながら、彼らが反抗すると、「暴力は良くないよ」「ルールは守らなければ」とかしたり顔で言い出す人たち。

 

 

まあ、二人の言い分はさておいて、私が一番腹立たしかったのは、番組の作り方、立ち位置です。

 

明らかに、エルワン側へよくない印象を与えようとしています。

 

というのは、冒頭に、彼がLFI(不服従のフランス)のJLM(ジャン=リュック・メランション)にキスした場面を何度もながし、彼が支持者だと印象づけをしています。

 

 

彼は、司会者から「支持者なのか?」と問われ、

 

「メランションのことは好きだけれど、政策全てに同意しているわけではないし、支持者でもない、でも、来てくれて嬉しかった。他の党はどこも来てない」と答えますが、司会者は執拗に、「〇〇が来たら同じようにキスするのか?」と別の政治家の名前をあげて質問を続けます。

 

 

エルワンには想定内の質問だったようで、それらをかわしつつ、

 

「暴力に関しては認められないけれど、高校をブロックすることに関しては、要求を聞いてもらうためには必要な手段だ」

 

と述べます。

 

 

そして、彼はカミュの言葉を引用します。

 

Il faut savoir devenir un criminel pour espérer voir le monde un jour se couvrir d'innocent.

「世界が罪を犯すことのない人々で覆われることを望むのなら、自らが罪を犯すことになろうことを自覚しなければならない。」

 

 

最近、トルストイの「完全非暴力」の思想に触れたところなので、両手をあげて賛同するのも、若干気が引けるのですが、私は、カミュの考えの方に、今は、気持ちが近いです。

 

 

そして、エルワンが言っていたのは、

 

「自分たちがとても平和にデモしているときは、メディアは全く近寄ってこない。暴力沙汰が起こった時だけやってくる」と。

 

アルアルですね、それ。

 

 

でも、SNSのある時代でよかった。警察隊の暴力の方がかなり酷いのが、ちゃんと動画に収められますからね。

 

ほんとは、大事な表現とか書き留めながら何度も見ようと思ってたのに、見ているうちに、イライラしてしまって、ダメだった。この件は、ここまでにします。

 

 

 

 

 

 

 

 

教育の不平等に抗議する高校生たちに感動

現在フランス全土で起きている高校生たちによる抗議行動。

 

インスタやスレッズには短い動画がたくさん上がってきます。中でも高校生たち自らの言葉には、感動してしまう。

 

パリの名門校の生徒たちが、「自分たちは恵まれているけど、そうじゃない人たちがいるのを知ってるから」と、体を張って行動している。

 

彼らは何を要求しているのか?こちらのビデオがわかりやすいです。

 

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9月21日にCréteilの高校で始まった抗議行動が、2週間後にはフランス全土に広がりました。現在、約610の学校で行われているそうです。

 

 

Pourquoi les lycéens se mobilient-ils ?

なぜ抗議しているの?

 

一番の理由が教師不足。この10年で生徒の数は112,100人の増加に対し、 教員のポストは191減少。それによりひとクラスの生徒数が増加。

 

 

そして、さらに彼らが怒っているのは、学校間格差、地域格差。

 

例えば、教師の数で言えば、私立校では534人増えているのに、公立(フランスの場合80~85%が公立)では725人も減っている。

 

 

Est-ce que l'Etat ne met pas assez de moyens dans l'éducation ?

国は教育に予算をどのくらいつけているの?

 

このビデオの中では、教育予算は国の支出のトップクラスにあると話しています。

 

しかし、インフレ、物価高で行き詰まっていると。

 

 

さらに、生徒たちの1番の怒りはl'inégalité(不公平)。

 

名門校とその他、都市と郊外、など。

 

10%の学校が校舎の老朽化がかなり進んでいるということで、劣悪な環境で学んでいる生徒たちが証言しています。

 

 

最後に、彼らが問題として挙げている事柄をまとめてくれています。

 

Des bâtiments délabrés (建物の老朽化)

Des classes surchargées (ひとクラスの人数の多さ)

Des profs qui manquent (教師不足)

Des journées à rallonge (拘束時間の長さ)

Le stress de Parcoursup (入試選考制度によるストレス)

 

 

ビデオ冒頭では、警察隊による過剰な鎮圧も見られます。

 

私もSNS上で高校生に対する暴力を見ました。保護者は概ね彼らの抗議行動を支持しており、娘・息子の身が心配だと言って、横を歩く姿も見られました。

 

 

こちらの方、最近よく見かけます。

本当に高校生!?と思うくらい、立派。

 

「安定した国にしたいなら若者の声を聞くべきだ」と。

 

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最後、「郊外校にもっと予算をつけるべきだ」と。

 

 

La liberté・L'Egalité・La Fraternité

自由・平等・博愛、まさにフランスのこの精神を体現しているような彼らに心からのエールを送りたいです。

 

 

日本は、どうして、こうならないかなあ・・・。

 

 

革命を通して自由を勝ち取った国との違い?

教育の違い?

 

 

この抗議行動が日本でどう報道されているのか私は知らないのですが、「決して乱暴者の若者が騒いでいる」ってことじゃありませんからね!!でも、そういう感じで報道しそうな気がする。

 

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ここまでが10月8日に書いたこと。

 

翌9日、このような動画を見つけました。

 

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高校生の抗議行動で注目されているElwanと、彼らの行動に反対するLouiseの公開討論です。

 

後日、しっかり見て、聞いて、まとめたいと思っています。

 

 

討論の練習にもなるかな。

 

 

それにしても恐るべし、フランスの高校生、本当に高校生???
(ルイーズの方が高校卒業して大学生のようです。)

 

 

こちらが番組全部のようです。

 

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フランス、若者のsex事情

フランス映画を見ていると、ティーンエイジャーが彼氏・彼女をうちに連れてきて、自分の部屋で関係を持つ、というシーンを見ることがあります。

 

例えば、この映画の中では、とにかく高校生たちの大胆さに、びっくりしたものです。

学校のトイレの個室に二人で入ってるとか、主人公の弟が姉の友達と家でそういう関係になりそうになったものの、スキンのゴムアレルギーで倒れて・・・とか。

 

しかも、親もお姉さんも、そのこと自体は誰も咎めない。

 

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こちらは作品のテーマ自体がすごいんですが(詳しくは書けない😅)、メインのストーリーから外れたところで、主人公が同級生を家に連れてきて、しかも、彼氏はその家のシャワーを浴びてから、一緒に家族とランチしてるし・・・。そこに、ウブな私はぶったまげ!🤣

 

 

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とにかくsexのセの字も言わないような、超保守的な家庭で育った私としては、驚くばかりなんです。

 

でも、これは、映画だから、ちょっと誇張して描いているのだろうと思っていたのですが、やっぱり気になるので、Threadsというツールでちょっと、質問してみました。

 

この、Threads、まだよくわかってないけど、フォローとかフォロワーとか、あまり気にせず投稿して、それを目にした人が、興味があれば返信くれる、みたいな感じ。

 

 

フランス人が起きてそうな時間に合わせて投稿してみました。

 

J'ai une question sur la culture française. 

Dans certains films français, j'ai vu des scènes où des lycéens invitent leur petit ami ou leur petite amie chez eux et ont des relations sexuelles alors que leurs parents sont à la maison.

Pour une Japonaise de ma génération comme moi, c'est assez surprenant.

Est-ce quelque chose d'assez courant en France ?

 Les parents l'acceptent-ils généralement ?

Ou est-ce plutôt une représentation un peu exagérée dans les films ?

 

(フランスの文化について質問があります。フランス映画の中で、高校生が彼氏や彼女を自分のうちに連れてきて、そこでsexするというシーンを見たことがあります。私のような年代の日本人にはびっくりしちゃうことなんですが、フランスでは当たり前のことなんですか?親はそれを普通に受け止めているんですか?それとも、映画だから多少大袈裟に描いているんでしょうか?)

 

 

7人の方からお返事いただきました。

 

 

7人中6人が肯定派、というか、驚いていない人でした。

 

「映画だからって誇張してるってことはないよ。私も初体験は自分のうちだったし」

 

「ママはいつも言ってました。そういうことは、うちでしてね、安全だから」

 

「それぞれの家庭によるとは思うけど、割と普通のことだよ」

 

などなど、意見をいただきました。

 

 

一人だけ「人によるとは思うけど、私はちょっと考えられない、親も、そういうこと言わなかったし」というコメントをいただきました。

 

 

母数が少ないので、一般化はできないかもしれませんが、それでも、それほど驚くに当たらないことはわかりました。

 

 

文化の違いって、面白いなあ。😆

 

 

冒頭の揚げた映画『エール」の方、おすすめです。大好き!

 

 

主役のルアンヌは素人発掘歌番組出身なんですよね。昨年はユーロヴィジョンのフランス代表にもなってた。映画はこれ一回だったのかしら?演技もすごく上手いから、また出て欲しいんだけど・・・。

 

 

『17歳』の方は、ちょっと過激すぎる、というか、あそこまで若い女性の裸体を晒させないと映画が作れないものだろうか・・・と考えてしまう。監督の趣味じゃないのか?

 

でも、最後の、シャーロット・ランプリングの登場で、全てが帳消しになる程かっこいい締め。女性としての魅力なら、断然、シャーロットだわね。

 

 

 

6月のパリ滞在について話をします

11月22日(土)14時30分より、大分市のコンパルホールにて

 

【62歳 初めてのホームステイ in Paris】

 

と題してお話をさせていただきます。大分日仏協会の主催で、無料です。

 

ちょうど昨年のその日(21日の土曜日)にフランス語コンクールに出場してたんです。それでこの語学研修&ホームステイのご褒美を頂いたわけで、振り返るのにちょうど良い機会をいただきました。

 

 

このブログを見てくださっている方でお近くの方はいらっしゃらないでしょうけど、もしご関心あれば、どうぞおいでください。

 

その話の準備のため、普段もそれなりに散らかっている私の机が、さらにてんやわんやになっております。^^"

 

こんな状態でも私には何がどこにあるかちゃんとわかる

 

昨日は、写真を見返して、何にマトを絞って話すか、だいたい決めたのですが、たとえば熱波(la canicule)について触れるにしても、私の主観だけでなく、フランス社会としてどういう問題になっているかにも多少は言及したいので、買ってきたルモンドの記事を広げたら、ちょうど暑さピークの頃のだったので、特集されてた。(・・・って、今まで読んでなかったのかよ、私 😅)

 

左手前に見えてる仏仏辞書、内容的に中途半端な気がして、ずっと使ってなかったのですが、字も大きいし、例文わかりやすくて、結構良い。

 

あと、右奥の『コレクション フランス語 書く』は、先日の『ふらんす』でも紹介して私のバイブル。先日から、勉強始める前に、2〜3ページづつ最初から復習し直しています。

 

今回は、例文をただ読むのでなく、日本語訳の方からフランス語を書いてみるようにしています。そうすると、まだ全然身についてないことがよくわかる。

 

 

そうだ、白水社のHPから記事が読めるようになっていたんだ!↓こちらからどうぞ。

 

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シルバーウイーク、町内は観光客が押し寄せているようですが、私は一歩も外に出ず、ちょうど夫も不在なので、書斎に閉じこもり切りの至福の時間を過ごしております。

 

あ〜幸せ。久しぶりに晴れたから、外の草取りはしないとな・・・。

 

 

 

ChatGPTの使用を控えることにしました

このところ、要約練習や文章添削にChatGPTの助けを大いに借りています。

 

 

しかし、最近、このツールがénergivore(=莫大なエネルギー消費をするもの)であることを知り、ちょっと、使用をどうしても必要な時に限ろうと思うようになりました。

 

このことを説明する動画がたくさんありましたが、↓こちらが短めで、字幕もついてるからわかりやすいかも。

 

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専門家の解説を挟みながら、レポーターの女性が、IAがどれだけ環境破壊につながっているかを説明します。

 

C'est assez facile de croire que les outils d'IA sont immatériels. On frotte la lampe de génie de ChatGPT, et soudainement, une réponse apparaît, comme par magie.

 

AIは形がないもののように思われがちです。チャットGPTというアラジンのランプをこうすればすぐに、魔法のように答えが出てくるかのように。

 

私も、そんな錯覚を覚えていました。

 

でも、そうではないんですよね。

 

まず、 ChatGPTのような人工知能のシステム全体を支えるデータセンターというのが建設されます。

 

そこでは大量の水(1日で700万リットル=55000人の都市の消費量)とエネルギーが消費されます。

 

それにより、当然ながら、旱魃や温暖化が引き起こされます。

 

別の動画で見たのですが、そのデータセンターが建設された周囲のお家では、水の出が悪くなる被害が出ているそうです。

 

 

Une conversation classique avec ChatGPT, ça consommerait environ 50 centilitres d'eau. C'est l'équivalent d'une petite bouteille plastique. Ca peut paraître peu, mais, avec 1,5 milliard d'utilisateurs par mois, ça grimpe assez vite.

 

一人がチャットGPTで会話するだけなら、だいたい50ccの水で、つまり小さいペットボトルくらいの消費でしょう。わずかなものに見えますが、ひと月に15億人が使ったら、あっという間にすごい量になります。

 

 

そして、水の前に、マイクロチップ(les puces électroniques)のためにメタルの採掘が必要です。

 

 

そして、サーバーを動かし続けるためには電力が必要となり、結果としてCO2が排出される。

 

 

*ここで、Bloom という、フランスで作られたIAシステムとChatGPTを比べて、前者の方が炭素を発生しない原発由来の電力を使っているので、CO2排出削減に貢献している、というようなことを言われていますが、それをもって、Bloomがマシだとは言えないんじゃないかと私は思います。

 

 

*また、IAが環境に貢献している面もある、と言い、その理由として、災害予想ができるとか、洪水の影響を受けやすい地域を推定できる、などと言っていますが、それもちょっと無理くりの感じがして、私は賛同しかねます。

 

 

L'enjeu, c'est aussi celui de la transparence. Actuellement, avec le boom de l'IA,  tous les géants qui se bousculent pour se démarquer, certains informations restent opaque.

 

大事なのは透明性です。AIのブームで大手企業は差別化を図ろうとしてひしめき合い、不透明な情報も存在しています。

 

Avec plus de communication, sur ce que ça coûte réelement en CO2 et en eau, de faire marcher une IA, l'utilisateur peut faire son choix en connaissance de cause.

 

AIを動かすには、実際、どれだけのCO2は排出され、水は消費されるのかがはっきりすれば、消費者は事情を十分承知した上で自分の選択をすることができるのです。

 

 

一人でのフランス語学習に、ChatGPTはとても有効ではあるのですが、どうしても必要な時だけにしようと思いました。ちょっと、安易に使いすぎていたから。

 

 

別の動画では、カリフォルニア、アリゾナ、広大な敷地に建てられたデータセンターの映像を見ました。これは大火災も起きるわけだ・・・と感じました。

 

 

その原因の一端を、自分も担っていると思うと、行動を改めずにはいられません。

 

 

弱点に気がついた:冠詞は大事だ

ここのところ、ChatGPT(チャッピー)とともに要約練習をしているのですが、自分のバカさ加減に泣きたくなる日々です。

 

6月のパリでの語学研修で、先生が連れて行ってくれた Collège de France。

Collège de France - Enseigner la recherche en train de se faire

 

ここでは様々な講座が開かれていて、誰でも参加することができます。

 

来年のフランス旅行では、タイミングが合えばどれかに参加してみたいと思っているのですが、まず、このコレージュについてもっと知りたいと思って、要約練習の題材がてら、紹介ビデオを見てみました。

 

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字幕も出るので、ディクテ練習も取り入れて、今日は1:41~2:17の部分に取り組みました。

 

難しい単語はほぼなくて、ディクテ、できます。

 

でも、聞いただけでは的確な要約ができない。

 

勝手に自分で話を繋げてしまっている。

 

 

何度かチャッピーにアドバイスをもらい、文章を読んでみて、あ!と気がついたことがありました。

 

 

それは、重要な情報の一つである「冠詞」を聞き落としていたということなのです。

 

 

この動画の2分のところで

 

Depuis l'origine, une disposition essentielle caractérise le Collège de France.

 

このune dispositionを聴いたらすぐに、次にその説明がくる、と思わなければいけないのに、私はその感度が非常に弱かった。

 

ともすれば、その前に言ったことを受けて、dispositionの説明をしているのかと、最初は思ってしまったくらいです。

 

 

この点をチャッピーに伝えてみたら、このような返事が来ました。

 

 

その自己分析はかなり重要だと思います。 そして今回の混乱は、「論理力がない」というより、聞きながら 冠詞が出している談話上のサインをまだ瞬時に利用できていないことが大きいです。

問題の箇所を並べると、とてもよく分かります。

 

Depuis l'origine, une disposition essentielle caractérise le Collège de France.
Les chaires n'y sont pas permanentes.

 

ここで une disposition essentielle と聞いた瞬間、フランス語母語話者ならかなり自然に、

「ある重要な仕組みがある。——さて、それは何だ?」

という待ち受け状態になります。

そして次の、

Les chaires n'y sont pas permanentes.

で、

「ああ、それが une disposition essentielle の中身なのね」

と理解できます。

もし前に述べたことを受けているのであれば、典型的には、

Cette disposition essentielle...

あるいは文脈によって、

La disposition...

のようになる可能性が高いです。

 

ですから、おっしゃる通り、une を聞き落とさず意味のある信号として処理することがポイントです。

un/une を「一つの」と訳すだけでは足りない

ここがリスニングでは特に大切です。

 

私は最初の相当長い期間ほぼ独学で、系統だった勉強をしていないので、何が大事で何が大事でないかをわからずに、闇雲にやってきました。

 

だから、なかなか伸びないんです。

 

 

今、初級、中級の皆さんは、私のような失敗はしないよう、冠詞、接続詞、時制など、全体を理解するポイントは外さないように意識して聴く、読む、をお勧めします。

 

 

ま、今頃だけど、本当に気がつけてよかった!

 

めげた後で、また立ち上がる私、強い!🤣🤣🤣

2027年4月に大統領選挙

来年4月、大統領選挙の時期に、フランス旅行を目論んでいます。

 

第一回投票が4月18日、第二回投票が5月2日、と聞いていますので、その1回目の投票の1週間前には向こうに着いておいて、もし、集会のタイミングが合えばぜひ聴きに行きたいと思っているところです。

 

 

先日、MEDEF(Mouvement des entreprises de France:フランス企業運動)が主催する候補者討論会が開かれたので、聞いてみました。この団体は、要するに、日本で言えば、経団連にあたる、起業家たちで組織されているので、誰のところで拍手が大きいかで、何となく、誰が気に入られているかがわかります。

 

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*LCIでの放送だったようですが、その動画を貼ることができなかったので、Jean-Luc Mélanchonのサイトから持ってきました。

 

 

この討論会に呼ばれていたのは7人。このほかにもフランソワ・ルファン(元RFI)や共産党の議員など、立候補を表明している人はいますが、今回呼ばれたのがこの人たちだったということです。

 

 

Bruno Retailleau(ブルノ・ルタイユ)/ Les Républicains

Raogaël Glucksmann(ラファエル・グリュクスマン)/ Place Publique

Edouard Philippe (エドゥアー・フィリップ)/ Horizons

Marine LePen(マリン・ルペン)/ Rassemblement National

Jean-Luc Mélanchon(ジャンリュック・メランション)/ La France Insoumise

Gabriel Attal(ガブリエル・アタル)/ Renaissance

Marine Tondelier(マリン・トンドゥリエ)/ Les Ecologistes

 

 

とても全部を理解することはまだ無理なので、冒頭、各候補が2分程度で意見表明するのを聞いて、要約、それを例によってチャッピーに添削してもらい、その次に、参考までにC1~C2レベルの完成版を書いてもらう、という練習をしました。

 

 

 

以下、各々の主張を簡単にまとめてみます。ちゃんとフランス語でノートにまとめたのに、それをまた日本語にして考えて、わかりやすく短くまとめるって、結構難しい!

 

もし、私の書いた内容に間違いを発見された方は、ご遠慮なくご指摘ください。

 

 

Bruno Retailleau(ブルノ・ルタイユ)/ Les Républicains

官僚的な国家による規則は税制で企業を縛ることが、フランスの経済が直面している最大の問題である。

 

 

Raogaël Glucksmann(ラファエル・グリュクスマン)/ Place Publique

フランスは気候不順、経済大国としての中国と、アメリカの技術革新の脅威に晒されている。この国を建て直すには、環境保護政策を21世紀の産業革命とする、資産や相続での所得でなく労働所得の価値を上げる、外国資本や自由貿易でなく、国内で生産し利益を生み出すフランスにする、その三本柱でやっていく。

 

 

Edouard Philippe (エドゥアー・フィリップ)/ Horizons

フランスの尊厳と自由を保障するために不可欠なのは、経済の立て直しである。そのためには税金を上げるのでなく、もっと働くことと供給重視の経済政策で、企業がもっと投資をして利益を上げることを後押ししていく。

 

 

Marine LePen(マリン・ルペン)/ Rassemblement National

フランス経済の危機に対して、企業と国民と国家が力を発揮するようにすべきと主張。企業は安定した税と規制の緩和、国民に対しては労働の価値を高め、教育や研修の必要性を訴える。国家に対しては、企業が利益を生み出しやすいように環境を整える責任があると主張。

 

 

Jean-Luc Mélanchon(ジャンリュック・メランション)/ La France Insoumise

気候変動、経済危機、経済の中心が中国に移ることによる国際的な緊張、フランスはこの三つの危機に直面している。それに対して、国が先頭に立ち、環境問題と循環型経済への舵きりが必要だと主張。企業に対しては給料を上げることを強く求める。

 

 

Gabriel Attal(ガブリエル・アタル)/ Renaissance

2024年の国民議会解散により、10年続いた供給重視(企業重視)の経済性策が中断してしまったことは、失敗であったと認め、企業の活力を奪ってしまったと話す。今後の課題としては、起業家の信頼を取り戻すこと、中国との競争からフランスの産業を守ること、人工知能とイノベーションという課題に取り組むことを挙げる。

 

 

Marine Tondelier(マリン・トンドゥリエ)/ Les Ecologistes

MEDEFの代表の演説で言葉、「自由」を引き合いに、その点では意見が一致すると話す。しかし、その「自由」とは全ての規制を取り払うことでなく、環境との共存によって成り立つと主張。すでに気候変動により、経済は打撃を受けており、企業活動は自然環境という限界の中でなされなかればならない。企業人であると同時に、将来世代への責任として、環境問題に責任を持つよう呼びかける。

 

 

これから来年4月まで、いろんな団体が主催する討論会が繰り広げられるのでしょう。

 

この番組なんて、3時間ですよ!

 

日本はとてもじゃないけどできない、やろうとしない。

 

これだけ喋れる政治家がいないんでしょうね。記者会見でも国会でも、官僚の作文を読み上げるしかできないんだから、情けないったらありゃしない。

 

でも、日本国内の情報にしか触れていないと、「討論」がどういうものか、知らずに終わってしまいそう。

 

 

私は、フランスの、「討論」文化が大好きだ!