愛と平和とフランス語

還暦でDALF C2・35歳から趣味で始めたフランス語が私のエネルギー源。        学習記録&本・映画・社会問題のあれこれを綴っています。

フランス語ーほんとうにやりたいことだけをやる

よく、「フランス語学習のモチベーションをどう維持するか」みたいなアドバイス的動画や文章を目にすることがあります。

 

 

私は、試験後や、なかなか上達を感じられない時、「自分が嫌になっちゃう時期」と言うのはありましたが、フランス語を真剣にやり出してからのこの7〜8年、フランス語に全く触れなかった日というのは、多分、1日もないと思います。

 

 

いわゆる「勉強」をしたくない時はフランス映画を見たり、SNSでちょっとしたフランスのトピックを読んだりするから。

 

レオナール藤田、ゾラ、フランス政治、などなど、その都度ハマる時期があるし。

 

そういう時は、記事や動画などを検索してどんどん見たり読んだりするので、自然と「勉強」になってるかも、多分。

 

 

今はBilal Hassani 熱が再燃。

 

 

なぜ彼が好きなのか?

 

1. 人からどう思われても好きなように生きている

2. ママとの関係が素敵

2. 歌も踊りも上手い。ポップスターになる、という夢のために努力を続けてきた

 

 

これまで、2019年2月以降、何回か彼のことは書いていますが、こちらの動画の2:00あたりから彼の経歴が紹介されています。

 

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1999年パリで生まれる。両親はモロッコ出身。子供の頃から歌や踊りに没頭。両親はビラルが3歳の時に離婚。

 

14歳の頃、男の子との親密な関係を問題視され、カトリックの私立中学校を退学させられる。

 

母のアミナはいつも彼の味方であり、彼女はこのように話す。

 

Ma position, c'était ne laisser personne abîmer la nature profonde de mon fils.

私は、息子が持つ本来の性質を誰にも壊させないという姿勢でいます。

 

 

2019年、ユーロヴィジョンフランス代表に選ばれる。

 

YouTubeは100万以上の登録者数。3枚目のアルバムを発表。

 

その後は、なぜ彼がカツラにこだわるのか、学校でのいじめなどについて話しています。

 

 

2023年には予定していたコンサートが極右の人たちの嫌がらせ・脅しにより中止に追い込まれるという辛い事件もありました。

 

こちらの番組でその時のことを語っています。

 

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4:00あたりから、文化相のコメントが入ります。

 

数年に渡り彼が受けている主にSNSでの嫌がらせをとても危惧しています。メッスの件に関しては、会場であるBasilique de Saint-Pierreは500年前に教会としての役割を終えています。

ですから、彼への攻撃は、同性愛者や性転換者への憎しみに他なりません。今回の中止は非常に残念なことですが、安全のためにやむを得なかったのでしょう。

しかし、我々は、過激派たちからこの国の表現と創作の自由を守りぬきます。

 

日本だったら、大臣、こんなこときっぱり言ってくれるんだろうか・・・。言わなそうな気がする。

 

 

同番組中、ダリダのLaissez-moi danserを歌っています。素敵!

 

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今年1月の記事で、この事件の2週間後に訴えた裁判で、先導したと思われる5人のうち4人に数ヶ月の収監と罰金の刑が科されることになりました。

 

www.liberation.fr

 

 

最新シングル La Question

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自分のことを貶め、攻撃する人たちへ、「あなたたちが私を閉じ込めたい、その檻に、私はおとなしく入っていたりしない、そんな檻は壊してしまうわ」と歌っています。

 

こういうところが好き。

 

誰しも100%の自由なんてないと思うし、生きていく以上、仕事や家庭を優先しなければならないことも多いけれど、やっぱり何にも囚われたくない、と思う時がある。

 

 

私も、もっと自由になって、自分のやりたいことやっていこう。それこそ私なんて、あと何年人生があるかわからないんだから。

 

 

ということで、今年はビラルのママが書いた本の翻訳に取り組むぞ!(宣言!!)

 

 

といっても、書籍での出版とかはハードル高そうだから、Noteでぼちぼち書いていこうかな、とか思ってるところ。

 

 

francemonamour.hatenablog.com