愛と平和とフランス語

ほとんど自分のためのフランス語学習記録&ときどき時事問題

本は二回読むのがいいみたい

昨年読んだレイラ・スリマニの”Chanson Douce"を、今年2月に入ってもう一度読み返しました。

Chanson douce (Prix Goncourt 2016)

Chanson douce (Prix Goncourt 2016)

  • 作者:Leila Slimani
  • 出版社/メーカー: Gallimard
  • 発売日: 2018/05/03
  • メディア: マスマーケット
 

1回目とは理解度が全然違う!日本語の本を読むように、内容に深く入り込んで、楽しんで(本の内容は暗いけど)味わえたので、とても充実感がありました。

昨年読んだときは、なるべく辞書を引かないようにしながら、「あらすじを把握する」という読み方だったので、わかっていなかった部分もありました。今回は、調べたい単語は我慢せず(?)仏仏で調べました。時には仏和も使って。たとえあらすじに関係ない単語でも、滅多に使わないような単語であっても、それを知ることで、たとえば登場人物の背景がより深くわかることがあります。今回は、そういう細かいところも大切にしたかったのです。

そして、もう一度読もうと思ったきっかけは、前回の記事で書いたように、現在取り組んでいるHugoのレッスンの中で取り上げられていたからなのですが、レッスンを通して文法のおさらいもしているので、動詞の時制などにも注意を払って読むようになりました。以前だったら条件法なども深く考えずに単語の意味だけで捉えていたので、実はよくわかっていなかったのかもしれません。

読み終わってから、Youtubeでこの本を紹介している動画をいくつか見てみましたが、この方の解説&意見が一番しっくりきました。「社会的な問題(仕事と育児の両立、社会的不安定さ、家族の関係、不平等など)を盛り込みつつも、作者はジャッジすることなく、何が起こったのかを淡々と書いているので、じわじわ聞いてくる。読後、色々考えさせられる」と。


[Revue] Chanson Douce - Leïla Slimani - Goncourt 2016

 

ところで、この本は昨年11月に映画化されたようですね。日本公開はいつでしょうか。とても楽しみです。これから本を読む方はこちらの予告編動画はご覧にならない方が良いかも・・・。想像力を邪魔することになるので。


CHANSON DOUCE – Bande-annonce officielle – Karin Viard / Leïla Bekhti (2019)