愛と平和とフランス語

ほとんど自分のためのフランス語学習記録&ときどき時事問題

自国から出なくてもフランス語をマスター

HugoのInnerFrenchというサイトをご存知でしょうか?

https://innerfrench.com/

確か以前もご紹介したことがあると思います。

その記事で触れている特別講座もありますが、普段はポッドキャスト(30分〜40分くらい)を聞いています。内容が深くて、フランスの社会や文化を楽しく学べます。しかもスクリプトがついているので、聴くだけではわからなかった部分を文字で確認することができます。

 

今回の#90 Apprendre le français sans vivre dans un pays francophoneは特にお勧めです。というのは、ずっとHugoが一人でやってきたこのサイトですが、昨年から新しいスタッフを雇ったようです。AnnaとIngrid。Ingridはジャーナリストなのだそうで、この前のポッドキャストは彼女の分野である「表現の自由」についてのお話でこれもとてもためになりました。日本と同じく、フランスもメディアに対する締め付けか厳しくなっているようなのです。

 

今回のには、Annaが登場します。彼女は生粋のポーランド人で、フランス語圏への留学経験がないのに、とても綺麗な発音で話し、仕事もずっとフランス語を分野に就いています。

 

一方Hugoはフランス人ですがポーランドに住んでいて、ポーランド人の彼女と住んでいるそうですが、6年たった今もポーランド語をマスターするには」程遠いそうです。

 

なぜAnnaはポーランドから出たことがないのに、フランス語をマスターできたのか?詳しいことはこのポッドキャストを聞いていただくとして、私がなるほどと思った点を少しご紹介します。

 

彼女は13歳の時、第二外国語としてフランス語をとったそうです。大学でもフランス語を学び、大変な頑張り屋さんだったようですが、あるとき、試験の前に廊下で参考書を広げて文法ルールを覚え込もうとしているAnnaに対して教授が「全ての規則を覚えようとしても役に立ちませんよ。そんな本は脇に置いて、それより記事や本を読みなさい。」と言われたそうです。

 

彼女はそれからとにかく読むことに力を注ぎます。最初は子供向けの簡単なもので、内容を知っている御伽話から。そして、「なぜここで半過去じゃなくて複合過去を使っているのか」などに注目しながら読むのだそうです。

 

また、会話でのmots familiersの習得には映画のビデオを借りてきて、メモを取りながら何度も見たそうです。そしてあとは積極的に人と話す。

 

私ももちろん留学体験などありませんし、そのうえ年も年ですが、言い訳してないでフランス語が好きならとことんやろうじゃないか、と思えてきました。Annaの綺麗なフランス語、ぜひ聞いてみてください。実際スクリプト(Hugoがチェックしているのだと思います)と見比べてみると、細かい間違いはありますが、ものすごく自然で流暢です。努力次第でここまでできるんですね。元気でた!