三回目の挑戦で、このたびDALF C2合格しました!
昨年は口頭が24点、文書が22点だったので、すごく伸びました。ひとえにアンサンブルアンフランセのJun Gui先生のご指導の賜物です。
先生のレッスンのどんな点が良かったのか、まとめてみたいと思います。ほとんど私の苦労話のようになりそうですが・・・。
その後、試験全体で気づいたことを何点か挙げておきます。
JunGui先生には昨年4月末からお世話になっています。日仏バイリンガルです。
昨年10月ごろ、C2受けるつもりと告白してから、先生の特訓は始まりました。
私は特に聞き取りが弱かったので、レッスン中にビデオを一緒に見て聞き取りをしましたが、全然ダメ。
その時言われたのが
・集中すること
・できない、と思ってはダメ
ということ。
レッスンごとの宿題では、発音やイントネーションを磨くために詩の暗唱、その後、FranceCultureなどの動画の一部をディクテして、それを暗唱。
あの〜、私、今年60歳なんですけど〜、覚えるとか、もう無理かも〜、などなどの言い訳を、先生はいっさい考慮はしてくれません。そのことに感謝!!おかげでどんどん自分で決めたla zone de confortを突破できました。
そして、聞き取り強化のために、動画の内容についての質問に答える、エクスポゼの練習など、段階を追って進めていただきました。
monologue argumentéに関して特に強調されたことは「思考を整理すること」。いつも、何をどうやって話をまとめればよいかわからなかったので、非常に参考になりました。
(7/30追記:このことについては後日詳しく書きます。)
compte renduに関しては、討論番組などで、何人かが話している場合、各々どの立場で話しているのかを把握し、その動画を見ていない人が一発でわかる説明をすること、と言われました。
そのためには、常に
Quoi ? Quand ? Combien ? Qui ? Où ? Pourquoi ? Comment ?
を意識すること。
聞いた内容を、それへの答えにして当てはめていく、ということです。
こういうことは、やはり、日本語で指導していただくと頭に入りやすいと実感。
毎回レッスン後には簡単に感想をメモするのですが、4月10日のメモはこんなです。^^"
その後のメモ、2〜3ピックアップしてみます。
le 20 avril : le compte-rendu, l'exposéも当日までうまくまとめられず、直前に完成。練習の時間はあまり取れず、2−3日前からFAPのC2向けméthodologieを読み、また、JG先生が思考の整理のために、Brouillonは日本で書いてもいい、と言ってくれ、やはりその方が話しやすかった。
le 24 avril : RFIの番組、字幕を読んでもイマイチわからず、レッスン中に一緒に聞きながらわからないところを先生に解説してもらった。その後前回の仏作、conclusion, plan, introductionを添削。conclu.とintro.を呼応させること。
le 11 mai : 先生はexposéを良かったと言ってくれたが、ビデオを見てみて、まだまだだと実感。特にdébat、同じ言葉の繰り返し、言葉が出てこない、このréviserをしっかりやる!
le 18 mais: rédaction、最初FAPの素材で700字書いたが、時間の無駄かもと思い直し、前々回のoralのdébatでうまく話せなかった部分書いてみた。習った表現を使う努力をしないと、いくら長い文章を書いてもワンパターンの書き方になってしまう。
これらのメモ見返しただけでも、きつかった日々が思い起こされます。
時に落ち込む私に、先生はよく付き合っていただいたと思います。本当にありがとうございました!!!!! 馬鹿な自分が情けなくて何度か泣きました。
試験直後の雑感はコチラ↓
上記に「必需品」の写真を載せてますが、あともう一つ、高齢者受験生(?)の必需品を付け加えさせていただきます。
それは、近々メガネ。私のように、近視、なおかつ近くも見えにくくなってきたお年頃の受験生には、近くの小さい文字だけが見えるメガネが必要なんです!普段の遠近メガネの他に、その、近いところ用のメガネをC1の時に作りました。これでかなりストレス減りました。
それから、最後に言いたいのですが、delf dalfはダブル、トリプル受験が可能ですよね。c1とc2といっぺんに受けるとか。
確かに個人の自由ですが、私が言いたいのは、明らかにそのレベルでないならば、そんな受験はするべきでない、ということと、申し込んだからには受験してください、ということ。
というのは、私が受けた時はc2受験者は私一人だったのですが、3日(月曜日)の口頭試験の開始時間が16時35分からという遅い時間だったのです。
前日筆記試験の後、福岡のホテルに泊まっている私としては、チェックアウト後なるべく早めの時間に口頭試験終わらせて帰りたいわけですよ。
それが、過去の2回と比べて(13時30分ou14時から)やたら遅い時間!
結局ホテルも時間延長して利用し、でももう一人の受験者がキャンセルしたということで、なとか16時に繰り上げてもらったのですが、そのキャンセルした人は、B2,C1, C2の三つを申し込んで全てキャンセルしたとのこと。
そのために私の時間がこんなに遅くになったわけで、これには腹がたちましたね。
個人の自由といえばそれまでですが、delf/dalfは口頭試験に一人一人しっかり時間かかりますので、スタッフは大変なんですよね。安易にキャンセルするくらいなら、申し込みしないでほしいと思いました。
以上、試験のとりあえずの総括です。
C2を取得したとはいえ、いまだに簡単なことも言えずに苦労している私です。上達のための試験ですから、また楽しく勉強していきたいと思います。
そして、これは先生に再三言われていることなんですが、「フランス語を誰かに教えなさい」と。
私として、単に、フランス語の文法を教える、というより、A2, B1レベルの方でも原書を読みたい方のお手伝いができないかなあ、などと考えています。
取りあえず、今日はDALFC2の結果ご報告まで。
あと、最後に、試験発表日が毎年違いすぎるだろ、の件。
3年前、C1合格した時は7月31日発表、2年前C2は7月29日、昨年は7月23日。
それでも昨年からメールでお知らせしてくれるようになったんですね。私は今日、メールを見る前に、なんだか気になって、なんかお知らせ出てないかな〜と思ってdelf/dalfの事務局ページを開いたら、「結果出てます」と。あ〜びっくりした。