私の初めての語学研修旅行から帰国して、もう二週間が経ちました。
レッスンの時は、極力録音していたので、今はそれを聴きながら復習しているところです。でも、自分がしどろもどろでしゃべっているところは、聞きたくないでね〜。私、本当に喋れないんですよ。
さて、この研修で私が学んだことは3つ。
1)和仏辞書は極力使わない。今持っている語彙で表現してみる。
仏作も口頭録音も、私が時間をかけ過ぎていることを知ったクロディーヌから、最初に厳命されました。「フランス語と日本語では文の構成も表現の仕方も違うんだから、一言一言日本語からフランス語へ置き換えようとしてもダメ。今持っている語彙で十分表現できるんだから、それを使って、簡単な表現で言いたいことを表してみることをやってみて」と。確かに、なかなか言いたいことが言えなくて、クロディーヌに助けを求めると、返ってきた言い回しは、「あ、それなら私も言えたわ」という感じ。難しく考え過ぎてますね、私。
2)時間をかけ過ぎない。時間をはかる。
クロディーヌはとにかく仕事が早い。レッスンして、食事の用意して、私をあちこち連れて行ってくれて、その計画を立てて。一方私は、ダラダラですね。宿題の文章読解の宿題では「最大20分でやること。辞書は使わない。」と言い渡されました。最初は、え〜無理〜、と思ったんですが、集中すればできるものですね。私、これまでどのくらい時間を無駄にしてきたのかしら。←でも、これって、前から言ってますね。進歩がない・・・。
3)いくつになっても挑戦だ!
クロディーヌは4〜5ヶ国語話せるのですが、それでもヴァカンスには、イタリア語のレッスンを受けたりするそうです。「習う方の気持ちもわかるし」と。
それから、私の一週間のレッスンの次に予約が入っているのは80歳のドイツの女性だとのこと。最初のメールですでに12月以降しか空いていなかったので、それを伝えると「寒さが心配なので、もう少し早い時期は空いてませんか?」と。「来年春以降ならまだ空いてますよ」と返信したら、「私は80歳なので、来年はどうなっているかわからないので・・・」ということで、12月3日からの二週間の予約となったそうです。素晴らしいですね。この話にすごく勇気付けられました。
最後に思い出した旅の教訓を書いて終わりにします。
辞書や本、ワインなどを買ってとても重たくなった私のスーツケース。帰りはパリリヨン駅からバスで空港へ直行のつもりだったのが、Gilets Jaunesのデモのため、急遽RER線へ変更。そのため、階段やエスカレーターの利用をしいられたのですが、そのエスカレータで、自分が先に乗ってスーツケースを引っ張っていたところ、重過ぎて、ガタンとスーツケースが一段落ちてしまいました。それに引きづられ、もろとも落ちそうになる私。すぐ後ろはベビーカー。「やばい!!」と思い、周りの人たちの息を呑む声も聞こえました。すぐさま隣の人が私に腕をぐっと回してくれて、落ちるのを止めてくださいました。それでやっとスーツケースを一段上に引き上げ、私も体制を立て直し、まず、ベビーカーのお母さんに謝りました。それから私を止めてくれた隣のかたをみると、なんと、若い女性でした。このかたが、瞬間的に力を出してくれて、大惨事を免れたのです。お礼を言うことしかできませんでしたが、本当に本当に感謝です。
これから旅行される方には、エスカレーターに乗るときは、まずスーツケースを先に載せること、という教訓をお伝えしたいです。本当に危なかった・・・。
さて、やっと終わった私の旅行記、長らくお付き合いいただきましてありがとうございました。今後はまた学習記録のような感じになって、更新もぼちぼち、となります。