FB友達が紹介していたこの本が非常に面白かった!
著者の黒田さんは、2年ほど前、雑誌「ふらんす」に記事を書いていたこともあり、関心があったのですが、本として読んだのはこれが初めて。
彼が高校生の時から通い始めた「ミール・ロシア語研究所」でのことが書かれています。ここの教育法の特徴は、大雑把にいうと
大きな声で発話
発音練習は徹底的
口頭での露文和訳
口頭での和文露訳
それの中に単語テストも組み込まれていて、生徒たちは自然と文を暗唱してしまうことになります。
土台をしっかり仕込まれるという感じですね。
私は、かつて大学の第二言語でフランス語を取りましたが、その時はあまりやる気がなく、ほとんど忘れてしまってからほぼ独学での再出発。地方ゆえ、「語学学校」なるものもありませんでしたので、こういう勉強のしかたに憧れます。
読んでいてなるほどな、と思ったのはこの部分。
どうしてそれほどまでに、ウダレーニエを強く発音しなければならないのか。
「ロシア語のウダレーニエとは、実に強いものなのです。そりゃ実際に話すときは、もっと弱くなりますよ。でも普段から弱いようでは、本番ではもっと弱くなってしまいます。それではダメだから、授業中は意識的に、強く発音する練習をするのです」
授業中に「自然に」話しているようではダメなのだ。
確かに、フランス語の口を横にイ〜と広げるiの音や、口をすぼめて出すou(ウ〜)の音は、自分で音読するときは気をつけているのに、試験やレッスンのときは、よくある「日本人がフランス語話してますね」という感じの、弱い母音発声になってしまっています。
これを読んでから、練習の時は自分でもオーバー気味に発音するように気をつけています。
あと、「覚える努力」の嫌いな私ですが、そういう訓練も、本を読んでいるうちにしてみたくなりました。
それで、かつて一度やったきりだったこの本を、毎日1ページづつ、ミール方式でやってみることにしました。もちろんうちで、一人でするので多少いい加減ではありますが・・・。
この8〜9月は基本に立ち返って、地道に基礎固めをしたい気分です。
ところで、このブログを読んでくださっている皆様は、DEFL/DALFや仏検を受けている方が多いのでしょうか?試験前や結果発表の頃、アクセスが倍増するのですが・・・。
でも、私の場合は、よくある「合格の秘訣教えます」みたいなものじゃなくて、あくまでフランス語が好きで、でもなかなか壁を突破できずにもがいている、しかも記憶力も落ちかけのアラカンが自分のために書いている学習記録です。
あれこれ手を出している私に振り回されず(って、そんな人いないでしょうけれど)、皆様もご自分にあった学習を続けられてくださいね。
なお、本の紹介は、なるべく自分のを写真に撮ってアップしたいのですが、それが面倒くさい時は、お手軽にAmazon貼り付けしちゃってます。
あと、先日書いたインスタですが、昨日までで、10日間なんとか続けました。これ以降は1日おきとか、ぼちぼち続けようと思っています。
Mami. Mで書いています。フランス語、本、映画に特化して、仏作練習がわりです。きっと間違い文もあるけど、とにかく書くことのハードルを下げてみようと・・・。