80%落ちたと思っていたDELF B2、62.5点で合格しました!誇れる点数ではないですが、ダメだと思っていたので、これでもかなり嬉しいです。
内訳は
CO (Compréhension Orale=聴解):9.50
CE (Compréhension Ecrite = 読解) :12.50
PE (Production Ecrite = 文書作成) : 21.00
PO (Production Orale = 口頭表現) : 19.50
(DELFとは:Diplôme d'études en langue française 外国人学習者の能力を証明するためにフランス教育省により授与される公式免状。上記の各試験は25点満点。全体で50点以上が合格ライン。A1からB2の4段階。次の段階はDALF=Diplôme approfondi de langue françaiseのC1,C2となる。)
↑こちらの記事で書いた如く、作文(文書作成)が自分としては惨憺たるものだったので、21点取れててびっくりです。リスニングも足切りの5点いかないかと思っていたし。一方読解が12.5点にはショックです。15点は取れていると思っていたので・・・。
この結果を踏まえて、自分自身の振り返りと、これからDELF受験を考えておられる方へ、何かご参考になればということで、二回に分けてまとめてたいと思います。
◯ 自分の感覚と点数との乖離、対策
リスニングは過去二回と比較しても、ほとんど点数が伸びていません。これは試験を受けたときから自分でもわかりました。ナチュラルスピードについて行けません。これに関しては、先日紹介したFracçais Authentiqueの教材で、まず、「理解できるもの」を「何度も」聞くこと、それを地道にやって行くことしかないだろうと思います。
読解に関しては、20minutesやFigaroなど、優しめの語彙で、関心ある時事問題なら読めるのですが、細かいところがわからなのと、速読ができないのが問題です。曖昧な理解が、この点数に繋がったのだと思います。独学していると、わからないことをそのままにしがちです。やはりレッスンを受けて、わからないことをその都度解決することが必要と感じました。
仏作。これは、10点行けば御の字だと思っていたので、21点にびっくり。だって、出題分の意味自体がよくわからなかったんですもの。
でも、最初と最後の定型句は抑えましたし、なるべく名詞構文を使ったり、自分が知りうる限りのちょっと上級表現を使ってみたのが功を奏したのかも・・・。前回も同じく出題文の意味がよくわからず、それでも12点取れていました。今回の点数の伸びは、その間に使えるようになった新たな表現法に起因しているのではないかと思います。
また、DELFの手紙形式はとにかく3つ理由を述べて、これこれの訳で、私はこのような要求をします、そして、conclusionで駄目押し、このパターンが必須と聞いていたので、なるべくその形に沿うように書きました。しかし、要求された250文字に到達しなかったのはイタい。私はそれで多分ダメだと思ったのですが、諦めては勿体無いということですね。これから受験される方にも、N'abandonnes jamais !ということを強く言いたいです。
◯大変効果的だったスカイプレッスン
2年くらい前から
オンラインフランス語教室アンサンブルアンフランセ |でスカイプレッスンを受講しています。(現在ちょっと休憩中)
過去二回のB2では独学でしたから、手探り状態。点数もほとんど伸びませんでした。今回は昨年11月頃から、新たな先生にB2対策をお願いして、試験まで週一のペースで計25回レッスンを受けることができました。これは大変効果的でした。
とにかく最初は、口頭試験のコツ、というか必要事項すら知らなかったので、イチから教えていただきました。与えられた課題からproblèmatiqueを掴み、それに対しての賛否を客観的に述べ、最後に自分の意見をまとめる、というのがだいたいの枠組みです。
でも、私の場合、フランス語を話すこと自体が皆無な日常でしたので、レッスン中もぜんぜん言葉が出てこなくて苦しみました。宿題として、レッスン中に話したことをもとに文章でまとめ、次の回に添削、という流れでした。このおかげで仏作力も自然とついたのだと思います。
だって、前回のPEは12点、POは13点。今回は21点と19.5点。
格段に伸びています。
そして、普段のスカイプレッスンではパソコンの画面を通しての会話。これって毎回緊張するんです。優しい先生なのに、なんででしょうね〜。で、実際の試験のとき、直接試験官の先生を前に話をするわけですが、よっぽどリラックスして話ができました。人にもよると思いますが、普段のスカイプレッスンに緊張感を持って臨んでいたら、実際の試験はそれほど怖くないと実感しました。
次回は、もう一つ、DELF前に利用した方法について書きます。