愛と平和とフランス語

ほとんど自分のためのフランス語学習記録&ときどき時事問題

DELF B2 ー 振り返りその2

前回に引き続き、DELF B2の合格に役立ったと思われる、もう一つの鍵をご紹介します。Kindle版が紹介されていますが、印刷された書籍の形で購入しました。

 

Production orale DELF B2 (French Edition)

Production orale DELF B2 (French Edition)

 

 中はこんな感じ。

f:id:francemonamour:20180628110938j:plain

 

論の展開の仕方や接続詞の使い方などが、とてもわかりやすく書かれています。実際の試験ではその場で二つ短い記事が渡され、そのうち一つを選んで30分間で自分の考えをまとめ、発表を行います。ひたすら日本で勉強してきた私には(フランス滞在経験は旅行のみ、トータルでも3週間くらいです)ハードルが高い試験です。

 

前回書いたように、週一回のスカイプレッスンは受けていましたが、それだけでは足りません。それを補強してくれたのがこの本でした。

最後の方には↓このようなテクストが12載っており、各々のエクスポゼの準備メモがモデルとして掲載されています。

 

f:id:francemonamour:20180628113000j:plain

私はまず、Problèmatiqueの捉え方がよくわからなくて、スカイプレッスンの時も「それは広く捉えすぎ」とか「細部にこだわりすぎ」などと指摘されていました。この本を熟読することで、コツがわかってきましたし、記事によって、肯定的意見、否定的意見の列挙から始めるのか、問題の分析から始めるのかなど、いろんなバージョンに取り組むことができました。

 とはいえ、私のレベルではこの記事の意味を正確に理解することすら難しい場合が多々ありまして、そんな時は、スカイプレッスンで日本人講師のH先生に読解指導をしていただきました。

 

それにしても、DELFに関する書籍は日本の本屋さんにはほとんど置いてないですよね?多分、みなさんネットで見つけられるのだと思いますが、青い表紙のDELF本がああります。私も3年前、DELF受けてみようと思った時購入しました。問題の傾向などはわかりましたが、独学するには難しすぎて、ほとんど役に立ちませんでした。

 

上で紹介した本は、Production Oraleに特化してはいますが(Production Ecriteの本もあります)、独学者向けということを意識して書かれているので断然わかりやすいです。この本を作っているCommun FrançaisというのはStéphane Wattier先生が作っていて、私はまず昨年11月に↓こちらの動画を見つけたことから、その分かり易さに感動して書籍購入に至りました。

DELFB2 Production Orale 良い動画見つけました: 愛と平和とフランス語

この本もそうですし、少し前に記事で紹介したFrançais Authenqiqueの教材も、内容の充実度に比べて価格が安い!とてもありがたいです。

communfrancais.com

インターネットの時代、依存症などの問題もありますが、語学学習者にはとても便利な時代になりましたね。