10月20日から26日まで(23日は休演)東京芸術劇場にて、アリアンヌ・ムニューシュキン率いる太陽劇団による「金夢島」の上演があります。
9月号の「ふらんす」に載っていたのですが、面白そうだけど、東京なんてどうせ行けないし・・・と思って日程を見てみると、なんと、ちょうど3日間の予定で東京に住む義母を訪ねる日程と重なっていました!
なんとラッキーなこと。だって、東京行きの航空券はすでに買ってしまっていたのですから、ちょっと公演がずれていたら、とてもとても残念なところでした。
京都ではロームシアターにて11月4日、5日公演があります。
パリのヴァンセンヌにある弾薬庫を改装した太陽劇団の拠点では、劇団員による食堂があり、出演前の様子を見ることができる仕掛けもあります。行ってみたい!
1964年、アリアンヌ・ムニューシュキンは、世界で一番美しく、輝いていて、愛のあるところにしたいと「太陽劇団」を立ち上げました。
団員はさまざまな国籍の者たち100人以上で構成されており、共同体を形成しています。つまり皆平等ということです。劇団で大事なことを決めるときは皆で意見を出しあ合い、給料は全て平等です。
今年84になる彼女は年金改革のデモにも参加しています。
ボルヌ首相に言いたいことはありますか?と問われたムニューシュキンはこう答えます。
Prenez 8 jours, engagez-vous comme femme de chambre dans un grand hôtel, et vous allez en apprendre plus sur la pénibilité du travail que dans toutes vos études.
「1週間、大きなホテルの清掃係をやってみてちょうだい。そうしたら、この仕事の大変さがよくわかるはずよ。どんな「調査」よりもはっきりするわ。」
こちらでは若い頃のインタビューも見られます。
知れば知るほどこの劇団とムニューシュキンに惹かれます。