愛と平和とフランス語

ほとんど自分のためのフランス語学習記録&ときどき時事問題

une pière deux coups = 一石二鳥 の読書です

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近藤麻理恵さんの「人生がときめく片付けの魔法」、ご存知の方も多いと思いますが、素晴らしい本です!ただの片付けハウツー本ではありません。「何を捨てるか」の指南書でもありません。「ときめくものを残す」それが最大のポイントです。

私は2011年の夏に読んだのですが、山ほどの「ときめかないもの」を捨てました。服もバッグも、雑誌も本も、小物も・・・。

家の中がスッキリしたのは言うまでもないのですが、自分の気持ちがスッキリクリアーになりました。本棚に残った本を見たら、ほとんど教育関係とフランス関連もの。その頃から、ちょっとしっかりフランス語に取り組もうかな〜という意識が芽生えてきたように思います。

 

でも、感激したことも、時間がたつと徐々に忘れてしまうのが人間の常です。そんな時、Français AuthentiqueのYohan先生が、「自己啓発の本をいろんな言語で読む」という話をしていました。先生は英語もドイツ語もできて、なおかつイタリア語も勉強中。


Une nouvelle habitude : l'étude quotidienne

先生によると、参考になった本も、時間とともに感動が薄れてしまうので、毎日少しずつドイツ語、イタリア語で読んでいる、とのこと。

その上、L'Académie Français AuthetiqueというFacebookグループ(フランス語学習者+Yohan先生)の間でも、この本が話題にもなっていたこともあって、「そうだ、私も今度はフランス語で読んでみよう!」と思ったわけです。いろんな言語に翻訳されているので、外国の方にもよく読まれているのですね。

 

というわけで、La Magie du Rangementを本日読み終えました!10日くらいかかりましたが、途中でまた片付けをしたくなり、またさらに部屋がスッキリしました。そうなるとさらにフランス語学習にも身が入るのです。本の中にも、こんなフレーズが。

"Mettre de l'ordre dans votre maison est un excellent moyen de savoir quelles sont vos passions."

(家を片付けるということは、あなたのやりたいことが何なのかを知るために最適な方法なのです。)

 

言語の面では、内容は日本語ですでに読んでいるので理解できるものの、ちょっと意味の取れない構文なども出てきます。そういう時は英語版を参照したり、それでもわからなければ日本語の方を見たりして、フランス語の勉強も兼ねてじっくり読んでいきました。

なので、Une pière deux coups なんですよね。

さらに先生のオススメは、一度読んだ本でも、また時間をおいて読み直すということです。知らなかった言葉や構文がより深く脳に刻まれますから。その意味でも、語学学習者にとってこの「人生がときめく片付けの魔法」は素晴らしい本だと思います。