昨年5月のB2以降、しばらくお休みしていたアンサンブルアンフランセのレッスンですが、数ヶ月前から再開しています。現在は日本人のH先生にこちらの本の読解レッスンをお願いしています。
この本は3年前、フランスの古本屋さんで見つけて、何となく気になったので買っておいたのです。一つの言葉について2ページで説明されています。最初はactualitéから始まり、frappe, mesureなど、最後まで言葉の説明。でも、ただの、言葉の説明、じゃあありません。
著者のAlain Reyは言語学者で、これはラジオ番組(France Inter)の中で紹介されたものを本にしています。単なる言葉の説明でなく、その時の社会問題を反映し、なおかつ言語学的要素も盛り混んで、かなりひねった感じの「言葉の本」です。
Alain Reyのことなど知らずに買ったのですが、辞書の編纂で有名な方のようです。添えにしても、読み始めたら、難しくて、一人では無理。ということで、フランスで30年お仕事をされていたというH先生に、スキャンしたページを送信して読解レッスンをお願いしています。
前書きから始めて、今は7つ目の言葉"cabinet"まで終わりました。先生はフランスで仕事をされていただけあって、政治や社会のことについて詳しいので、時代背景の説明など、一人で読んでいたのでは絶対わからないところを助けてくれます。
そして、最初はかなり苦戦しましたが、今はかなり構文をつかめるようになってきました。多読も大事だけど、やはりきっちり理解して読み進めることも必要だと思います。特に私、B2では自分としては得点できたと思っていた読解(Compréhension Ecrite)が意外と点数が低かったので、ここの補強をしなければと感じていました。
レッスンと並行して、こちらの本でも基礎固め。ずっと一人で勉強してきたので、私の知識は穴だらけなのです。
この本、すごくいいです。「文法」「解釈」「作文」「単語」「発音」など全てを網羅していますが、特に私が良いと思うのが「解釈」の中に入っている「機能語」の分野。même とか moins, queなど、いろんな場面で使われて解釈が難しい言葉の説明が非常に詳しい。
ちょうどLe réveille-motsの中に出てきた文で、tantを使った部分がわからず、H先生に教えていただいたのですが、あとでこの本を開いてみたら、ちゃんと載っていました。
この本は毎日少しつづ読んで、基礎固めに役立てます。