愛と平和とフランス語

ほとんど自分のためのフランス語学習記録&ときどき時事問題

大作を読み終わった!

前回の記事で書いた、ピエール・ルメートルの『天国でまた会おう』、昨夜読み終わりました。面白かった〜。そして、訳本の手助けなしで、「面白かった」と読めたことに感動。

なんせ、内容がすごい!著者は綿密に資料に当たっており、当時(第一次世界大戦後)実際に起こった事件(戦士の遺体を掘り返し遺族に返すと言いながら、実は別の、というか、誰かわからない遺体を送りつけるという詐欺)をベースにしています。私、全然知らなかった・・・。

最後が私の予想とは違った展開だったので、ちょっとびっくりというか、気抜けしたというか。映画ではどうなっているでしょう・・・。大分では4月6日から公開されるので、それまでに読み終えられてよかった。

一日20ページくらいのペースで読みました。普段予定している勉強は全部お休みして読書にあてました。字も大きいし簡単に行けるかな、と思ったけど、場面によっては何回か読み返してやっと辻褄がわかるところもあって、苦労しました。それでも多分、よくわかってないところもまだ残ってます。

さて、フランス語の本を読む時、皆さん、辞書はどうされているでしょうか?

私は主にIpadに入れているプチロベールの仏和・和仏辞典とHACEHTTEのミニタイプ。どんだけ小さいかというと、手のひらサイズ。

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例文はあまり乗っていないけれど、どんどん読み進めたいけどとりあえず意味だけ知りたいいうときに、パッとひけるので便利です。しかも、小さいくせに私が調べる程度の単語はほとんど入っています。今の所、調べても載ってなかったのは4つか5つくらいです。最初はもっと大きい辞書を使っていたのですが、いちいち、よっこらしょ、という感じになるし、目的の単語に到達するのに時間がかかってしまうので、だんだん使わなくなりました。

一方、私のレベルではまだまだ仏仏だけでは苦しい時も多いのです。そんな時はIpadに入れてる仏和でささっと調べちゃいます。特にイディオムを調べるのには助かりますね。単語の意味だけつかんでも、辻褄が合わないときは大抵イディオムになっています。アプリの辞書だとそこからすぐに例文検索ができるので手間が省けます。

ただ、あまりこちらに頼りすぎると、せっかくフランス語で読んでいるのに、いつもいつも日本語変換する癖が固定してしまうので、後半からは、仏仏辞書だけ持って自室にこもり、仏和に頼らないようにしました。

それから、時間にゆとりがある時は、調べた言葉を手帳に書き留めたりもしました。

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これは普通に日常のスケジュール管理の手帳ですが、仕事はルーティンなので、平日で手帳を使う必要はあまりありません。いつも一年の終わりには白いページがいっぱいだなあ、と思っていました。なので、余白はフランス語の覚書として使うことにしました。以前はわざわざそれ用のノートを作っていましたが、書いた時点で満足しちゃって、見直ししないんですよ、私。普段使う手帳だと、どうしても目に入るし、休日のカフェでちょっと見たりとかできますしね。ただ、字が汚いので、いまいち気分がのりませんわ。(苦笑)

では、最後に、書き留めた中からいくつかこちらに紹介しておきます。やっぱり、パソコン上の文字の方が見やすいですもんね。

○ se donner la peine de inf.  (わざわざ・・・する)

Il s'est donné la peine de me reconduire chez moi.

(彼はわざわざ家まで車で送ってくれた。)

○ se dresser (monter) sur ses ergots = prendre une attitude menaçante

(挑戦的・高圧的な態度をとる)

○ ne pas être dans son assiette (具合が良くない、調子が悪い)

○ trier qc. sur le volet = choisir qc.avec soin

(・・・を厳選する)