フランス関係の情報は、ツイッターで得ています。
先日私のアンテナに引っかかったのは、こちらの映画。
息子のルイと暮らすテルマは仕事に没頭。いつも携帯が手放せない。
ある時、上司からの電話に出ていると、スケートボードで先をいくルイがトラックに跳ねられて・・・。
意識の戻らない息子を見つめ後悔の念に苛まれるテルマが見つけたのは、彼の手帳。そこに書かれていたのは「この世が終わる前にやりたいこと」のリスト。
息子の代わりにそれを体験しようとするテルマ、そして、テルマと母との関わり。
なんだかすごく面白そう。
で、調べていたら、これには原作があることがわかりました。
Julien Sandrel が初めて書いた小説だそうです。
"La Chambre des Merveilles"
早速取り寄せて、今、中程まで読みました。とてもテンポが良く、ぐいぐい読めます。
それに、ルイは日本のアニメが好きで、東京に行きたかったということから、最初のリスト敢行は東京行きなのです。
「フランス語学習」という観点からも、難易度がちょうど良いです。文学的すぎると理解に時間がかかったり、結局よくわからなかったりするので、学習効果は低いと感じます。
ここで、使いたい表現ピックアップ:
J'étais très anxieuse à l'idée que son état ne se dégrade pendant mon absence.
(私のいない間に息子の状態が悪化するんじゃないかととても心配だった。)
l'idée de/queを使った表現、よく目にしますが、自分では最近ようやく使えるようになったところです。意識して使わなきゃ。
Je préfère de loin ma bonne vieille cuvette parisienne.
(パリの昔ながらの便座の方が断然好きだわ。)
東京でウォシュレット体験したテルマが思ったことです。^^
この映画、多分、日本公開されるんじゃないかなあ、と期待しているのですが、先に本が読めるのが嬉しい。
先日紹介したオマール・シー主演の"Tirailleurs"も公開楽しみにしています。
「原住民歩兵」という意味ですが、このままでは日本で公開する映画タイトルとしてはしっくりきませんよね。どんなタイトルになるかも興味あるところです。原語のままかなあ・・・。
ちなみに最初の映画、原作は日本語訳が出ていて、タイトルは「ルームオブワンダー」となっていました。