愛と平和とフランス語

ほとんど自分のためのフランス語学習記録&ときどき時事問題

フランス語学研修旅行ーその5:アクティビテ

クロディーヌのお家での、午前中三時間のレッスンの後は、色々と予定が入っています。ざっと、挙げてみるとこんな具合。

25日(月)フォントネーのシトー派修道院(Abbay Fontenay)

26日(火)Anisのお宅で素敵な昼食

27日(水)お芝居、というか、ちょっと変わったパフォーマンス 18時からはマッサージを受けました

28日(木)一人でディジョン(Dijon)へお出かけ

29日(金)午前中ワインショップ行った後、マルシェへ買い物同行、その後カフェで若いアーティストカップルと四人でお茶

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Abbaye de Fontenay (シトー派修道院

この日はものすごく寒かったのですが、かえって、そういう日だからこそ、修道院たちがここで質素な生活をしながら過ごした祈りの日々を静かに想像することができました。石の床に藁にくるまって寝たなんて、私には無理だ・・・。

 

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Annie宅で素敵なお食事

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アトリエを見せていただきました

とっても素敵な絵です。次回行った時に、まだ残っていたら買いたいなあ・・・と思ったものがありました。

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Masqueというパフォーマンス

言葉で表現するよりも体での表現の方が多かったので、色々想像を巡らせながら楽しめました。

その日の夜はクロディーヌもたまに行くというマッサージを受けることにしました。パリでの三日間の疲れが残っていたし、日本でも、2〜3ヶ月に一度受けているので、フランスでのマッサージには興味津々でした。以前、星野知子さんの本で

子連れババ連れ花のパリ (講談社文庫)

読んだことがあるのですが、フランスのマッサージは多くが素っ裸になる、という話。やっぱりそうだった!でも、カティア(Katia)は、「抵抗があるなら身に付けるものを用意しますよ」と言ってくださったのですが、私は平気です!

A Rome il faut vivre comme à Rome. 「郷に入っては郷に従え」ですもの。

でもまあ、Katiaがそこにいる前で、どんどん脱いでいって、toute nueでベッドに横たわるのには、若干の勇気が必要でした。

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優しくて、落ち着く笑顔のKania

マッサージは最高でした。とってもソフトなマッサージなのですが、体全体の細胞が目覚める感じ。首筋のコリもすっかりなくなりました。そして、何も身につけない、ということの解放感も味わいました。人それぞれ、自分の体にコンプレックスってあると思うんですが、一旦さらけ出してみると、それはごく自然なことで、体全体を愛おしく思えてくる感覚を味わいました。

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終わってからお水出していただき、少しおしゃべりしました

55.00€と聞いていたので、ちょうどの金額をお渡ししましたが、1時間半以上マッサージしてくれたので、かなりサービスしてくださったのでしょう。あとでクロディーヌに話をすると、「チップを差し上げてもよかったわね」と言われました。ああ、そうか・・全く思いつきもしなかったです。その習慣が、日本にはないですもんね・・・。

次回はまたぜひKatiaのマッサージを受けたいです。

翌日のディジョン。美術館が素晴らしい、しかも、無料。

beaux-arts.dijon.fr

よく見かけるのですが、ここでも子どもたちが授業の一環で見学にきていました。説明を受けた後、その絵のなかで、色や、描写で気が付いたことを子どもたちが手をあげてこたえます。活発に自分の意見を言う様子、日本ではなかなか見られない光景だなあ・・・。

ディジョンの大聖堂も素晴らしかったのですが、静かに祈っている方、ただ、黙って座っておられる方が何人かいらしたので、なんとなく、カシャっと音が出る私のIpadで写真をとるのがためらわれました。キリスト教徒でなくとも、このような静かな場所で美しいステンドグラスに囲まれて、物思いにふけるのは気持ちが落ち着くような気がしました。

www.youtube.com

帰りの電車待ちの30分、駅近くのカフェのテラスで赤ワインを一杯飲みました。帰ってからそのことをクロディーヌに話したら、超驚かれた。

「あなた、一人で、その時間に、テラスで、ワイン飲んだの?!」

「はい、(それが何か・・・?)」

「フランスではワインは必ず食事と一緒に飲むのよ。その時間にテラスで飲んでるのは、退職して時間を持て余しているおじさんか、アル中の女性よ。あなた、アル中かと思われたかもよ。」と。二人で大笑いしちゃいました。

 

そして最後の日はオススメのワインショップへ案内してもらい、二本も買ってしまった。次男(お正月に帰ってくる)、ワインソムリエなので、意見を聞きたし。その後マルシェへ。

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野菜からパン、果物、お肉、お魚、なんでもあります

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近日中に行われるお芝居の案内をする方々も

私はここで、ドライフルーツとナッツの詰め合わせを200グラム買いましたが、クロディーヌのうちで食べたナッツはあんなにカリッとしていたのに、日本に帰った途端、ナッツが柔らかくなった。日本の湿度、おそるべし!

この後行ったカフェでは若いアーティストカップルが待っていてくれました。四人でコーヒー飲んで5€もしない、地元のカフェ。みんなよく喋ってるなあ。私も頑張って三人の会話に耳をそばだて、参加しました。

これもレッスンの一環としてクロディーヌがセッティングしてくれたこと、私はわかっていました。最初の日、クロディーヌは言いました。

「レッスンでは、あなたのフランス語、細かくチェックして、間違いは訂正するわよ。でも、他の人と喋るときは、コミュニケーションが取れることが大事なんだから、私は間違いを直したりしないし、相手がわからないようだったら、自分でなんとか、別の言い方をするなりして、話をするのよ。」

だから、喋らないとね、せっかくの機会ですもの。

話題が電車のチケットを持ってなくて罰金取られた云々の話だったので、私も過去の事件を披露。

kinokuni-daisuki.cocolog-nifty.com

みんなに、「え〜、それで罰金払わないで済んだの?すご〜い!」と言われ、私、ドヤ顔ですわ。

帰宅後は、マルシェで買ってきたお魚を使って早速スープ煮の美味しいお食事。それだけでなく、もちろんサラダも、そのほかの料理も。その後は最後のレッスン。

先生、スーパーウーマンだわ。

とうことで、怒涛の一週間が終わろうとしています。でも、ブログはまだまだ続きます。